御在所 一の壁・前尾根・中尾根

報告者:北口

 

1125日―26

参加者:北口、丸尾、杉田、蔭山、高松、三谷、大石、山本

 

23日から26日にかけて雪上トレーニングを計画していたが積雪量が少なく

計画を中止しRCに変更した。参加者はほぼ前穂北尾根のメンバーと同じで

ある。25日 会の事務所を8時に車2台で出発し御在所のテント場には2

半頃に到着した。テント設営後、早速装備を整えて一の壁に向かった。

藤内壁出会いから沢沿いに20分ぐらい登ると大きな一枚の岩壁が姿をあらわ

した。それが一の壁である。3級の上から4-5級程度のルートが5-6本ほどある。

3時半頃からメンバー各々各人の好みに合わせてルートを選び岩の感触を楽し

んだ。壁の右側で、中間に小さなハング帯を持ち小さなリスやクラックのある

ルートを登攀した。スタンスやホールドは細かいがしっかりしており、下から

見たより登りやすかった。

夜は鍋と焚き火を囲み例の宴会となった。

 

26日 参加者の経験や力量それに各人の今回のトレーニング目標からパーティー

2つに分けた。丸尾、蔭山、高松パーティーは中尾根、北口、三谷、山本

パーティーと杉田、大石パーティーは共に前尾根に取り付くことにした。いずれの

パーティーもマルチピッチの登攀を経験すること、確保技術を確実に身につけること、

また出来ればトップでリードの経験をすること、などを目標に取り付いた。

前尾根の1ピッチ目は斜傾しているクラックにルートを取る。

2ピッチ3ピッチとロープを延ばすにつれ左手上方に中尾根の全景が見え出す。

丸尾パーティーの登攀が肉眼で確認できた。

前尾根から中尾根を見ると傾斜がかなりありその高度感が登攀者を威圧するように

見えた。新人2名の緊張感を想像し、よいトレーニングになるであろうとの思いを抱いた。

前尾根では杉田パーティーはつるべで登り新人のリードのトレーニングにあてた。

北口パーティーも途中で2ピッチトップを新人に任せたが核心部で行き詰まり、

もう少し登攀技術とランニングの取り方などのトレーニングをゲレンデでする必要を感じた。

丸尾パーティーは2時頃登攀終了。前尾根パーティーは3時半頃登攀終了した。

沢筋を下山ルートに取り4時半テント場に帰りついた。

直ちにテントを撤収し下山した。