受講生の感想

 2002年度沢登り教室の1回目の実地体験。

 6月9日六甲西山谷で沢登りが13名の参加で行われ、私も昨年11月入会で5月の岩登り教室に引き続いて沢登り教室も受講しました。

 沢に入る前に5月30日沢登りの座学で沢登りの装備と留意点を学ぶ。 沢登りに行く沢の概念を書いた遡行図があると登る沢の様子がよく解ります。 沢は支谷が多く特に自分達が沢のどこにいるのか?現在地の把握と次にどちらに行くのか、チエックしないと違う支谷に入るか、横の稜線に先に上がってしまう。

 ときどき迷いながらも今回何とか現在地は把握出来た。 途中で堰堤を越えると垂直部5〜6mの崖の下りがあり、ザイルとエイト環を使かって懸垂下降で降りました。 これも岩登り教室で懸垂下降のやり方を教えてもらっていたので受講生全員皆何とか下降出来ました。

 昼食の後にきれいな滝だと眺めていた5〜6m滝を全身濡れながら登行しました。シャワークライムと言うそうで、水の流れで小滝の中の足下が見えずに足の感触で両手足のうち3点確保で登る。全身びしょびしょになったがそのあとは濡れるのが全然平気になって、1〜2時間位でだいたい乾いていたようで濡れも良い経験になりました。

 沢はすべりやすいし、自分の技量は自分でしか解らないから、自己の責任で岩を登る難しさを判断し、先輩にお助けヒモを出してもらうとか、実力以上に無理をしないでケガのないよう十分気を付けたい。 今回初めて沢登りの入門編を少し体験出来ました。 教えて下さった先輩会員の方々ありがとう。 沢は現在地点確認と行き先方向確認のルートファインディング、手も使って登るときは確実な3点確保ですべりやすいのでケガをしないよう十分気を付けて、これから特に夏場は水に親しみ濡れても気持ちのいい沢登りを技術レベルに応じいろんな沢に行ってみたいと思った。

                             黒田