峰山高原 小田原川本谷を歩いて

                         2002年6月30日(日)

                                宮永 恭子

” 沢登り ” なんて聞いたこともなかった私が、沢登り教室で六甲西山谷を歩いて以来その楽しさに魅かれ、今日はワクワクの2回目、峰山高原 小田原川本谷。

登山口付近に車を止め、渓流シューズ、ハーネス、ヘルメットをつけていざ出発!林道を進んで行くと、木々の間からきれいな水流が見えてきて、フサフサとした苔がたくさん生えていた。大きくて黒っぽい石の上をきれいに澄んだ水が流れ、まわりは新緑のような鮮やかでやわらかな緑色の木々。 「うわーっ、きれい!」

しっかりした硬い石なので歩きやすく、水の流れているところは滑らないが、よどんでいるところは滑りやすいので注意して歩く。水がたまっている所は深さがわからないので足先でそっと探りながら歩くようアドバイスを受け、慎重に足を運ぶ。時には腰までつかりながら、きれいな水の中を歩くのは、とってもいい気持ち。みずみずしい緑の中、小さな滝が次々と現れてくる。小雨で山や沢の遠景が霞んでいたのも,また幻想的で、絵ハガキで見る渓流のようにきれいだった。

ロープで確保してもらって、少し高い滝も一つ登った。岩にしがみついたり、おしりをこすったりしながら進んでいくうちに、だんだん水量が少なくなり上流についた。その後の暁晴山山頂は、雨で何も見えなくて残念。小田原川沿いの登山道に出ようとして道に迷い、藪の中を歩いたり沢を下降して登山道に戻り、無事下山した。

 道に迷った時、地形図とコンパスは持っていたが、何の目印もない道なので私が見てもわからないからと、途中から考えるのをやめてしまったことを深く反省、必要な知識を身につけ、適切な判断ができるよう訓練することが大切と痛感した。

RC教室で学んだことも大変役立ち、山の楽しみは、いろんな知識と技術を身につけることによって、いくらでも広がっていくものだと感じた。

 沢登りやRCなんて夢にも思ったことのなかった私が、今こんなにも楽しく、山歩きをはじめられたのは、とてもあたたかい雰囲気の中、みなさまに親切にご指導いただいたおかげです。労山の大変なお荷物になっているような気がしますが・・・どうかよろしくお願いします。最近、写真できれいな渓流を見ると歩きたくなり、滝や岩を見ると登りたくなってきました。大変です!

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