むっちゃくちゃ楽しかったです!

沢登り 〜比良・安曇川奥の深谷〜  2003/8/24(日)      西

【期待でいっぱいだったのに…不安いっぱいの当日の朝】

初めて経験した沢登り「西山谷」の時は、六甲山にこんなきれいな所があったんだ!と感動。それから、沢登りに魅せられて是非また行ってみたいと沢靴も買い、期待でいっぱいの今回の沢登りだったのですが…・。

前日は、黒田さんに遡行図を貰ったものの何気なく眺めることしか出来ず、比良山系の地図と地形図は買ったものの沢線・等高線チェック・尾根名などの事前準備がほとんど出来ない中で当日の朝にはかなり不安になっていました。

朝起きたら曇りっぽいし、でも天気予報は晴れ曇り。絶対行ける!と家は出たのですが、三宮では他の参加者に会う事ができず、もしかして中止?!と不安なまま乗車。少しして乗客も減ったので車両巡りをしてやっとみんなに会う事ができました。

【沢登りって、むっちゃ楽しい!ドキドキ・ワクワクの連続!でした】

坊村(9:30着)からすぐに鬱蒼と茂った森の中に入っていきます。水の音が聞こえます。ちょっとウキウキしてきました。しばらく登山道を歩き、いよいよ沢登りです。

初めての沢登り(西山谷)の時は、「靴がぬれちゃうけどいいの?」と少し躊躇しながら水の中に足を入れましたが、今日は2回目です。もう躊躇なく水の中に足が入りました。冷たくて気持ちいい!水は透き通っていてとてもきれいです。沢は、登山道と違って空気がひんやりしていました。

「西山谷」とは違って、もう最初から下半身は水の中です。子どもの頃に戻った気分です。大きな岩、急な流れ、底が見えない釜、豊富な水量の滝、かかってくる水飛沫、見上げれば夏の濃い緑の樹々、目に映るすべてがとても鮮やかです。

沢登りが始まったら不安なんか吹き飛んで、もうウキウキ・ワクワクの連続でした。

大きな岩をしっかり登りきる充実感、流れの速さがわからず足を入れる時のドキドキ感、滝の水飛沫を浴びながら登っていく気持ち良さ、泳いで渡る釜…・。

じーっとしていても汗が出てくる暑い夏に、こんな涼しい空気の中で、こんなにドキドキ体験が出来て、子どもの様に夏を満喫できるなんて感動でした。

特に「ザックを背負って泳ぐ」というのは初め想像できませんでしたが、これがまたとても気持ちがいいのです。水に身体を預けるとザックの力で本当に浮きます。すごい浮力です。不思議な感覚でした。

3時間半ほど沢登りを楽しんだ後、登山道を歩き(13:50〜14:30)、金糞峠から青ガレ、イン谷口(バス停)に16:25に到着。下りの青ガレはつらかったです。沢とは違い生ぬるい空気の中、汗だくになりながら黙々と下りました。

やっぱり暑い夏は涼しい沢登りがいいなぁ…と思いました。

感動の沢登りですが、危険がいっぱいなのも事実です。

どうやって登るんだろう?、どうやって渡るんだろう?、ここで失敗したら死ぬかも?と思う場面も結構ありました。かなり的確な判断が必要なのも沢登りだと実感しました。

今回は、リーダーの丸尾さんがちょっと困っているとすぐに「お助け紐」を出してくれたり、ロープを垂らしてくれたりしたので本当に安心して沢登りを楽しむ事ができました。

岩登りで教えてもらったロープワークなども生かす事ができました。

また、机上では理解できなかった「すり足」の必要性なども今回の沢登りを通してわかったような気がします。

本当に感動の沢登りでした。

いろんな技術を身につけて、もっと沢登りを楽しみたいなぁ・・と思います。

企画してくださった方、本当にありがとうございました。