三国岳から千ケ峰への縦走に参加して

日時:2003年09月28日

記:田中(武)

 入会後、2度目の山行で縦走はちょっと早いかな?と思いながらも三国岳から千ケ峰への
縦走に参加させて頂きました。

 三国岳登山口へ移動中の車上にて登山中の危険な生き物(マムシや蛭等)に付いて教えて
頂きながら北上して行くと行く手左手に大きな虹が掛かっています。

 その内雨も降り出して来ましたが、中止する程の雨では無いかな?と思っていましたが、後
で聞くと「滑ったりして危ないので中止かも知れない」との事。
 安全に対する甘さを自覚しました。

 さぁ!先ずは三国岳登山口から三国峠へ向けて、少しの不安と尾根からの展望の期待を
一杯持って出発です。

 三国峠への登山道、三国岳から千ケ峰へ向かう縦走路は綺麗に整備されていて地元の有
志の方に感謝!

 尾根筋から見る景色も山を登っている事を実感するに十分な物でした。

 さらに、三国峠への上りも急傾斜でしたが、縦走路となっている尾根道はロープを伝う様な
急傾斜を含めて大小緩急の登り下りの繰り返しで、登り下りの繰り返しが予想以上に体力を
消耗する事を知りました。

 13:00頃に現在位置の確認をすると思うほど歩が進んでいない様子で千ケ峰まで歩ききる
のは無理とのリーダー中原さんの判断でエスケープする事になりました。

 しかし、行けどもエスケープルートなど無く(左斜面はずっと断崖、右斜面も急傾斜)、やっと
見つけてエスケープと思って降りて行った道は本来の縦走路だったりして。

 エスケープルートも見つからず市原峠まではまだ遠く。

 ひょっとして縦走初体験にしてこんな険しい道をヘッドライトの頼りない明かりで市原峠まで歩
くのか?と不安になりかけていた頃に有りました!ありました!「林道清水分岐」への標識が。

 林道までエスケープした後のほっとした時に飲んだ沢の水の美味しかった事!水割用に持
って持って帰るんだったなぁ。

 全員、無事下山出来て良かったです。

 しかし、麓の村まで下りてから黒田さんがなにやら騒いでます。

 何だろう?と思うと蛭に足首を噛まれて、胃腸薬を塗っても血と痒みが止まらない様子で。

 行きの車中ではのんきに聞いて居たのですが実際に蛭の被害にあうメンバーが出るとは思
いもしていませんでした。

 様子を見ていた地元のおじいちゃんから頂いた得たいの知れない軟膏が良く効いたようで
直に出血と痒みも止まったようでした。

 今回始めての縦走を経験出来、地元の方の親切にも触れ、帰りには温泉にも入る事が出来
て大満足な一日でした。