扇の山
八東町キャンプ場−扇ノ山
前日までに仕事のめどがたったので、扇ノ山にブナの新緑と残雪を見に行くことにした。 天気は快晴。朝9時過ぎに明石発、12時頃、八東町キャンプ場に着いた。ブナの黄緑が明るく透き通っている。残雪の林道に蝶やヒキガエルが春を楽しんでいる。 ケルンが積んであるところから登山道に入る。
途中、傾斜が緩くなったところの残雪で夏道が分からなくなる。しばらく探したが見つからないので南東に伸びる尾根に向かってヤブこぎする。 ヤブの中で野うさぎに会う。 熊に会わないよう祈りつつ進み稜線で夏道に合流。 兵庫県側はまだたくさん雪が残っていた。 アイゼンとピッケルでブナ林の中を歩く。 この辺のブナはまだ葉が出ていない。 残雪の中、ところどころに咲く白いコブシが美しかった。 頂上避難小屋東側の斜面は林間も広く傾斜もちょうど良い感じ。 今日でも十分楽しめそうだ。 来年はスキーを持ってこよう。 扇ノ山の避難小屋は噂には聞いていたが本当に綺麗だ。 そのうち泊まらせてもらおう。 展望と昼ごはんを楽しんだ後、来た道を戻る。
林道に下りてから柔らかそうなフキノトウを摘んで歩いた。 午後4時キャンプ場着。 午後7時明石着。 フキノトウを味噌汁に入れてみた。 香りは良いがちょっと苦くて家族には不評だった。やはりてんぷらの方が良いようだ。