唐松ー五竜岳
(参加者) CL:三谷、SL:高松、渉外:黒田、会計:西、記録:須山
西記
北アルプス 唐松〜五竜岳縦走
・年月日
2004年 5月 1日〜 5月 3日
私にとって春の唐松〜五竜岳縦走は、ちょっと思い入れがありました。 山に登り始めて初めての春山が唐松〜五竜岳でした。 そして五竜岳には登る事ができず、とても怖い思いをして遠見尾根を下った思い出があります。 いつか同じルートを同じ季節に歩いてみたいと思っていました。
<5月2日>
GWとあってたくさんの登山者がゴンドラ運行の一時間前から並んでいま した。 空はガスがかかっていて今一つ・・・という状況でしたが、三つ目(最後) のリフトの途中からガスも晴れ、山々が見え始めました。 もう嬉しくって乗っていた見知らぬ人と一緒に歓声をあげて喜びました。 空の青と雪をかぶった白い山々が鮮やかに広がっています。 五月の日差しは強く、雪に反射してまぶしくて目が変になりそうでした。
いよいよ出発。 晴天の下、元気いっぱいに歩き始めました。 そして八方池で大休止。 八方池からは、鑓ヶ岳・杓子岳・白馬岳の白馬三山、鹿島槍などが鮮やかに見えました。
唐松岳までの急登は、体力のない私にとってはかなり苦しいものでしたが、須山さんのリードでなんとかマイペースで登れました。途中「雷鳥がいたよ!」と他の登山者に言われ、デジカメをもって引き返したりもしながら(ちょっと冷ややかな視線を感じつつも)
唐松岳山荘に到着。
お天気が悪くなる・・・・という情報と到着が11時30分ころだった為、唐松岳への登頂を取りやめ五竜岳に向かうことに・・・・。唐松岳からの風景を見れなかったのはちょっと残念でした。
五竜岳への道は結構岩もあり、稜線歩きで楽しく山々を眺めながら歩くことができました。午後になり真っ青だった空はガスがかかり、剣の方はちょっとピンボケ気味です。高松さんはトレーニングと同じようにどんどん前を歩いていきます。禁煙をしている須山さんは風邪気味なこともあり、ちょっとイライラ気味でした。途中三谷さんの足がつりそうになり、荷物を分けました。いろいろアクシゼントもありましたが、五竜岳山荘到着です。ゆっくりペースで歩いてきた私と三谷さんが到着した時にはントはもう設営されていました。(高松さん、須山さんありがとうございます)
ゆったり嗜好品を楽しみ、夕食をとりました。午後の日差しのかかった五竜岳や遠見尾根ををゆったりと眺めました。そして夕日。やっぱり頂上泊はいいなぁ・・・・と実感。ゆっくり落ちていく陽と刻々と変化していく空の色をみんなで眺めました。三谷さんは年賀状に使えるよ!と写真に撮るよう勧めます。日も沈み、する事がないので早々と就寝。
<5月3日>
朝起きたらガスがかかっている様子。残念。でも五竜岳には登りたいな・・・と思いました。必要なものだけ持って五竜岳へ。頂上はガスがかかりほとんど何も見えない状況。仕方がないので写真だけ撮って下ることに。
テントを撤収し、遠見尾根から下山。途中、見上げると鹿島槍と五竜岳が鮮やかに迫ってきます。遠見尾根からの鹿島槍、五竜岳はお勧めです。山から下りると、春でした。桜や芝桜、色とりどりの花が咲き乱れていました。
私はやっぱり頂上泊が好き。山々を飽きることなく、時間の許す限り眺め、陽が沈むのや登るのをみていたい・・・・。山頂二泊の予定が一泊になってすぐに下山してしまったのが残念でした。もう少し山の中にいたかったなぁ・・・と思いました。(お天気が悪くなるということで仕方なかったのですが・・・。)
今回は雷鳥が飛ぶ姿を見ました。結構高く飛ぶんだなぁ ・ ・ ・と思いました。
鹿島槍に行ってみたくなりました。
○行動記録 ( 交通手段: 車 )
・第1日目 2004年 5月 1日
[移動] 神戸〜近舞線〜R27号線〜北陸自動車道〜糸魚川〜R148号線〜白馬 (8.5時間)
・第2日目 2004年 5月 2日
白馬−第1ケルン(ゴンドラ35分)〜唐松岳〜五竜山荘(テント場) (徒歩5.75時間)
・第3日目 2004年 5月 3日
五竜山荘(テント場)〜五竜岳〜五竜山荘〜小遠見尾根〜アルプス平駅−遠見駅( コ ゙ ン ト ゙ ラ10分) (徒歩4.3時間)
[移動 ]車 白馬〜豊科IC〜長野道・中央道・名神・中国道〜西宮北IC (10.5時間)
○自家用(黒田)車使用 台数:1 台、走行距離 1,100km往復、 タ イ ヤ チ ェ ー ン:なし
道路状況:混雑