錫杖岳岩綾登攀
日時 2004年8月1−3日
CL:河合 SL:江本 M:大石 手崎
錫杖沢より見た錫杖岳
8/1
朝5:30 Emさん宅に行くことになっていた。目覚ましもセットしておいたのに・・・・・
不覚にも、起きたら5:20。“あちゃー!”
すぐにEmさんに遅れると連絡を入れる。出だしから大失敗だ。
30分遅れで、全員が集合したのは7:00を少し過ぎた頃だった。
名神高速―東海北陸道を走って昼過ぎに槍見温泉に到着した。
駐車場で共同装備を分けた後に錫杖沢の幕営場所へと出発。
笠ヶ岳登山道を登って行く。しっかりとした登山道で歩きやすかった。しかし背中が重い・・・。
一時間くらいで穴滝に到着。皆さんが待っていてくれた。
小休止をとって、再度歩き出す。途中で写真を撮ったりしてかなり先頭より遅れてしまった。
同じく、1時間くらいで幕営場所に到着。
すでにテントは設営されていた。“申し訳ない・・・・m(_ _)m”
KaさんとEmさんが偵察に向かう。その間に私とOiさんで食事の準備をする。
あまり手間がかからないようにと、いろいろと工夫して下準備をされていた。見習わなければと思う。
2時間くらいで偵察から帰ってこられたので夕食となる。
夕食の楽しい時間も終わり就寝。
皆さんはテントの中で眠られたが、私は野宿で星を眺めながら気持ちよく眠った。
8/2
3:00 起床
5:00 出発
6:00 取り付きの近くに到着。
6:30 「KaさんOiさん」、「Emさん、私」の2パーティーで登攀を開始。
1_2ピッチは問題なく行けたが3ピッチ目が難しかった。ここはKaさんが3人を上げることになる。
上を見上げると上部が少しかぶって見えた。私の番になって登るが、小ハングのところでガバを掴んで一気に登ったのだが
一気に行き過ぎてアブミが回収出来なくなった。“アイター・・・・・”後続のEmさんにお願いする。
4ピッチ目は水平なバンドで問題なし。
5ピッチ目はチムニーを登るが、リードのEmさんはザックがじゃまになり空身で行く。後続の私が登りながらザックを引き上げて行く。
大きな木のテラスに着きここで小休止をとる。穂高の山々が見えて良い眺めだった。
6ピッチ目はほぼ垂直のフェース。Emさんに“リードするか?”といわれたので、“行きます”と答えて登り出す。
残置ハーケンが多かったのでA0をしながら何とかクリア出来た。
7ピッチ目これも何もなく通過。
8ピッチ目ここが核心部。Kaさんがリードで3人を上げることになる。私が最後だった。アブミを使用して取り付き
チムニ−を登って行く。最終の小ハングのところは高度感もありかなり緊張した。
9ピッチ目は脆い感じの垂直のフェース。私はセカンドで登ったので取り付きのところがだけがいやだったが、リードされた方は
岩がはがれそうで気持ち悪かったと思う。
10ピッチ目は灌木帯を登って行き終了した。 14:00
緊張感が解れてホットする。
暑さでかなり疲れていたので、しばらく(30分)休憩する。
下降路を探すが時間切れになり懸垂で降りる事になる。
初めて一番で下降したが、ロープを捌きながら下降する難しさを知った。
テント場まで急いで降りて行き。道具をかたづけて槍見温泉へと急ぐ。
22:30 槍見温泉
道具をかたづけて帰神する。
RC教室を受講した時から1年3ヶ月で、できの悪い私が何とか登れるようになったのも労山の諸先輩の御陰だと思っています。特にKaさんには感謝しております。