記録
記 千賀
西宮 5:15発− 大蔵谷 5:50発 −加古川 6:20発 −八東町ふる里の森 8:30着 (トイレあります。)
八東町ふる里の森9:00−八東町側林道分岐10:00−扇ノ山頂12:00−大ズッコ12:30−扇ノ山頂13:30−姫路コースの入り口がわからず姫路ルート近くを下山したつもりが。。。。
上地コース入り口16:00 まで怒濤の藪コギ!−林道経由で八東町ふる里の森22:30-八東町ふる里の森 23:15発 − 山崎20KM手前のローソン0:00着 夕食 - 加古川
1:05着− 大蔵谷 1:20着 −西宮 2:05着
<ルート中の様子>
八東町ふる里の森−八東町側林道分岐−扇ノ山頂 ピストンであれば 5−6時間で可能だと思いますが、トレースが無く結構ルートファインディングの勉強になりました。
八東町側林道分岐から稜線までの間は地形図とにらめっこしながらコンパスを頼りに登りました。(一部藪コギ有り) 何カ所かは非常に迷いやすいところ(だだぴろーい目印のないところ) があり地図上50minのところをだいたい倍の時間をかけて登っています。
また、八東町ふる里の森−八東町側林道分岐 間の林道は舗装されていない道が河のように水が流れている状態で、残雪が各所でシュルンドを作っていて、シュルンド初体験の私はかなり気を遣いました。稜線にでてからは、迷うことは無かったのですが、一部藪コギありましたよ!(たぶんせずにいけるところもあると思います。)
稜線付近では、1M近く積雪があるところもありました。(完全にないところもありましたが…)シュルンド(小さいながらもはまると危険。)とルートファインディングに注意が必要。
姫路ルートはどこまで車が入れるかわかりません。(八東登山口−姫路登山口の林道は日陰部分を中心に場所によって1M以上の積雪があります。)
温泉町側は上山高原まで来るまで入れるようです。
<下山時のミスコース原因とその後の経過>
山頂でコンパスと高度計をセット1270M で姫路コース分岐として下山を開始する。コンパスを頼りに姫路コースの入り口を探すが入り口らしいところが見あたらない。姫路コースのある谷側に入ろうとすると、密集した笹の藪コギを強いられるため、尾根の反対側(北側)の雪のある斜面から一度稜線を越えて姫路コース側へ回ろうと計画。
稜線は越えたものの、実は支尾根を越えただけ。このことに気づかなかった。その後、尾根の向き、コンパスの向きがおかしいことには気づいていたが、このころには尾根はおよそ200-300m程度上になっていてずっと藪コギをしていたため、ここから再度藪コギをして登り返す気力がない…。
林道が周囲を巻いているため降りればどこかで林道にでられると考える。トラバースを続けて、想定した高度910Mを近づけど林道は見えない。(谷は藪がないので歩きやすそうだが、崩落の危険が高くずっと藪の山中をトラバース。)高度計がおかしいのかと勝手なことを思う。
両側から谷川が迫り、行き場を失う。これはどこの谷だ?結構な流れなのに該当する河がない。(全然違うところを見ている。!)
このころになるとビバークを想定し始める。携帯が圏内であることを確認。ビバーク準備はあり(ツェルト、寝袋、非常食、水、コンロ、スープなど)問題はないが、出来れば下山したい。
150Mほど登り返し、安全なサイズの谷をわたる。少しずつ下りながらトラバース。安全のため、アイゼン装着、ピッケルを使用する。藪コギと疲労から、距離感が無い。尾根が切れているとlころまで行けばと行動するが、見た目には近いのに近づかない。
トラバース中、何度と無くシュルンドをわたるが雪の上に乗らないように注意する。日暮れが近づき、18:00までは行動することを決める。
17:10頃、遠くの山中に林道を発見。少し安心するが、今いるところより高い位置に林道がある なぜ??
17:50頃、人のにおいがする道を発見。なんと歩きやすいものか!
18:00頃、すぐ下に林道が見え ヤッタ! 何とか降りれたと思ったのもつかの間、林道にゆくには、大きな谷川をわたる必要がある事がわかる。最後まで試練を与えられた。ザイル、テープ、カラビナで確保、太股までつかりながら徒渉。
18:30 林道にでる。が、降りた頃は上地登山口入り口、山と高原の地図では範囲外。地形図を確認し、愕然とする。3時間はかかると。下山連絡や各人家族へ下山を連絡。ヘッドランプを頼りにゆっくり、急ぎながら林道を進み22:30駐車場到着。
23:15 着替え、洗面、荷物整理をし帰神
途中 0:00 山崎20KM手前のローソン(先の駐車場から初めてのコンビニ)で暖かい弁当を食べ生き返る。
加古川 1:05 大蔵谷 1:20 西宮 2:05到着
盛りだくさんの山行になりました。