山行報告

 

1参加者

 増田,大石

2山域・ルート

 馬場島〜小窓尾根〜池ノ谷〜剱尾根〜北方稜線〜剱岳〜早月尾根〜馬場島

3交通手段  電車    バス

 自家用車

4行動記録

 入山日2005年8月14日/下山日2005年8月17日 

13日 西宮今津〜馬場島 

14日 馬場島〜白萩川〜小窓尾根〜小窓尾根乗越〜池ノ谷〜二俣〜剱尾根〜尾根上の幕営地(場所は?) 

15日 悪天候のため幕営地にて停滞 

16日 幕営地〜コルD〜コルC〜門〜ドーム〜コルB〜剱尾根ノ頭〜長次郎ノ頭の手前のピークで幕営 

17日 幕営地〜長次郎ノ頭〜長次郎ノコル〜剱岳〜早月尾根〜馬場島〜帰神

 

 

5山行中の問題点・事故に繋がる要因

a予定のルートで行動出来たか 予定ルートをはずれた場合はその理由           

:予定では剱尾根のR10から尾根に上がるはずだったのが、R10の場所が分かりづらく、結果的にはR10よりもずっと末端のカール状になったところから登って尾根に出た。 

b予定の行程どおり行動出来たか 行動予定と異なった場合はその理由

:悪天候のため入山を遅らせたり、尾根で一日停滞したりしたため、二日あった予備日を使い切ったものの下山予定時刻までには下山することができた。 

c事故の繋がりそうな要因(ヒヤリハット)が発生したか 発生した場合は具体的に記す

:第1日目に、白萩川の右岸から取水口を高巻きし、再び白萩川の河原へ降りる手前の下降路(高さ3mほど)を残置ロープを伝って下降していたとき、1mほど降りたあたりでロープにかかる負担を減らそうと、近くにあった一抱えほどの石に手を掛けたところ、石が簡単に剥がれ落ちたため、バランスを崩して石と一緒に河原まで転落。幸い、石が体から外れたところに落ちたので擦り傷程度で済んだ。石はここ数日間の雨で周囲の土が削られ脆くなっていたものと思われる。 

dパーティーで山行中の事故に繋がる要因について山行後検討したか 

:今回の山行はピッケルを共同装備としてパーティに1本のみ携行していたが、ルートを誤った場合など雪渓を下らなければならないこともあり、安全を考えると短いピッケルを個人装備として携行していた方が無難だった。 

尾根のハイマツ帯の通過には難渋した。天候が不安定であったため高度計が役に立たず、また、想定していなかった岩場が現れたりして現在地の特定に苦労した。岩登りに関しては技術的に難しくないと思うが、ルートは急斜面のハイマツ,草付き,ガレ場の連続だし、そのほとんどは両側が切れ落ちていて落ちれば確実にお陀仏だし、また、突然考えてもいなかったところでややこしい岩場が現れたりするので、緊張のしっぱなしだった。今回は同行者がベテランの大石さんであったこともあり、適切なアドバイスをいただき大いに助けられた。

 

報告者氏名  増田      2005年8月27日