山行報告書
神戸勤労者山岳会
1参加者
井谷、大川、黒田
2山域・ルート
白山 別当出合から御前峰までピストン
3交通手段 車
4行動記録
入山日 2005年11月18日 下山日 2005年11月20日
第1日
21:00事務所集合 ⇒ 1:30別当出合着(テントで仮眠)
第2日
7:45別当出合発 ⇒ 8:40〜8:50中飯場 ⇒ 10:05〜10:25甚之助小屋 ⇒ 12:00〜12:05黒ボコ岩 ⇒ 13:00 室堂(白山壮避難小屋にてテント泊)
第3日
7:00室堂出発 ⇒ 7:45〜8:00御前峰 ⇒ 8:20〜8:35 室堂 ⇒9:30〜9:40甚之助小屋⇒ 11:00 別当出合 ⇒ 帰神
5山行中の問題点・事故に繋がる要因
a予定のルート・日程で行動出来たか 予定ルートをはずれた場合あるいは日程が異なった場合はその理由
一日目に室堂から御前峰に登る予定にしていたが、室堂手前から、5m先が見えないホワイトアウトに近い状態に見舞われ、この日の登頂は断念する。
c事故に繋がりそうな要因(ヒヤリハット)が発生したか 発生した場合は具体的に記す
特になし
dパーティーで山行中の事故に繋がる要因について山行後検討したか
遭難対策委員会の指摘を受け、目印用の竿を十数本持参した。今回は幸い使うことはなかったが、同じ日に山行した他パーティも多くの竿を持参しており、遭難対策委員会の適切な指摘に関心した。
6その他ルートに関する情報・気がついた事など
雪の状況によっては、市ノ瀬または、白峰で通行止めを懸念されましたが、幸い別当出合まで車で行くことができラッキーでした。雪の状況は別当出合で5cm、甚之助小屋15cm、室堂から御前峰までは1mほどでした。雪の状況はほぼ予想していた通りでしたが、寒さと風の強さには驚きました。11月中旬というのに室堂では、氷点下13℃になり、たいへん寒い思いをしました。私はそんなに寒くならないと思いテルモスを持参せずにペットボトルにしましたが、水がシャーベト状になり、おなかの中まで冷やされ多いに反省したしだいです。
一日目、室堂手前100mほどからホワイトアウトに近い状態の見舞われました。積雪も結構あり、この100mがたいへん長く感じことが印象深く、室堂の屋根が見えたときはものすごく安心しました。この日はこの濃霧の状態が晴れず御前峰の登頂はあきらめたのですが、2日目は快晴の天気、御前峰からは雲海の上に北アルプスも望め360度の展望が楽しめました。しかし、風はたいへん強く15mほどはあったでしょか、時々倒されそうになりながらも低姿勢で登頂したのですが、私の帽子は無残にもはるか彼方に飛ばされてしました。
今回の山行は、初冬の高山の美しさはもちろん、寒さ、強風などの厳しさも体験することができ有意義なものとなりました。
報告者氏名 井谷 2005年11月20日