山行報告書

神戸勤労者山岳会

 

1参加者

 増田

2山域・ルート

 船山十字路→立場山→無名峰→P1→〜P2→P3→P4→阿弥陀岳→山頂中岳→赤岳→文三郎道→行者小屋→美濃戸口→船山十字路

3交通手段  電車    バス

 自家用車

4行動記録

 入山日2006年2月18日夕方/下山日2006年2月19日早朝

18日 1400西宮発 1930舟山十字路到着後準備を整えて出発 2130立場山通過 

2400阿弥陀岳山頂着 200赤岳山頂着 300行者小屋着 520美濃戸口着 

700舟山十字路着

天候 晴れ 阿弥陀岳山頂の気温 −11℃ 弱い風 

5山行中の問題点・事故に繋がる要因

a予定のルートで行動出来たか 予定ルートをはずれた場合はその理由           

 予定通り

 

b予定の行程どおり行動出来たか 行動予定と異なった場合はその理由

 予定通り

 

c事故の繋がりそうな要因(ヒヤリハット)が発生したか 発生した場合は具体的に記す

       舟山十字路に向かう林道で路面に氷が張っており、タイヤ(スタッドレス)がスリップして前進できなくなった。様子を見るために停車して外に出てみると、停車場所が少し傾斜していたためか、車がサイドブレーキを引いていたにもかかわらず下がり出したため、あわてて車に乗り込みアスファルトが露出しているところまでバックで戻りチェーンを装着した。

       南稜のP3直下のルンゼを登っているときに、両手の中指、特にバイルを持っていたほうの右手の中指が凍傷になりかけた。ルンゼ内は雪が着いて急な斜面になっており、ピッケルとバイルを両手でそれぞれ雪面に打ち込みながら登らなければならなかった。2/3まで登ったところで、右手中指の指先から第一関節と第二関節との間ぐらいまでの感覚が全くないことに気づき、止まって叩いてみても何も感じなかったため、手袋を外して中指を口の中に入れて温めた。しばらくすると指の感覚が戻ってきた。おそらく、指がバイルを打ち込む度に雪面に接していたためと思われる。

 

dパーティーで山行中の事故に繋がる要因について山行後検討したか 

 

eその他

     2、3日前に降った雨のせいか、立場山の取り付きから六合目ぐらいまでは雪がなく地面が完全に露出していたが、無名峰を越えた辺りから阿弥陀岳山頂までの積雪は昨年に比べ明らかに多かった。昨年は、P3のルンゼの取り付きで人の背丈ほどの段差を攀じ登らなければならなかったのが、今年はその段差が全くなくなっており、トラバースするとルンゼの末端に到達した。

    雪は2、3日前の雨と気温が低下傾向にあったため良くしまっており、アイゼン、バイルがよくきいた。

   諏訪南ICから美濃戸口までの道路には雪がなく、路肩の雪もほとんど消えていた。

  スタッドレスタイヤを装着していてもタイヤチェーンは必携。

    アイゼン、ピッケルワークは確実に習得しておく必要がある。

 

 

 

報告者氏名 増田  2006年2月20日