山行報告書
神戸勤労者山岳会
1参加者 小池 大川 黒田 高岡
2山域・ルート 南アルプス 椹島〜荒川岳〜赤石岳〜椹島
3交通手段 車 バス(東海フォレスト)
4行動記録
出発日 2006年 07月 14日
帰神日 2006年 07月 17日
(第1日)
事務所(21:20)〜西宮今津(21:50)〜名神〜東名
(第2日)晴れ
東名静岡IC〜畑薙駐車場(4:50)<自家用車移動時間7:30>
バス(臨時6:00)〜椹島ロッジ1123M(7:00)
登山口(7:30)〜清水平 約1850M(9:50)〜見晴台 約2100M(10:50)〜千枚小屋2610M(12:30)テント泊
<行動時間5:00>
(第3日)雨
起床(4:30)朝食、テント撤収後出発(6:00)〜千枚岳2879M(6:50)〜丸山3032M〜荒川東岳3141M(8:05)〜中岳避難小屋〜荒川中岳3082M(9:20)〜荒川小屋 約2600M〜小赤石岳3081M(12:50)〜赤石岳3120M(13:25)〜赤石岳避難小屋(13:30)小屋泊
<行動時間7:30>
(第4日)雨
起床(4:00)朝食後出発(5:30)〜富士見平 約2700M〜赤石小屋 約2500M〜椹島ロッジ1123M(10:20)
<行動時間4:50>
バス(10:30)〜畑薙駐車場(11:30)〜赤石温泉〜東名(牧ノ原IC)〜名神〜帰神(21:00)
5山行中の問題点・事故に繋がる要因
(a)予定のルートで行動出来たか 予定ルートをはずれた場合はその理由
予定通り。
(b)事故に繋がりそうな要因(ヒヤリハット)が発生したか 発生した場合は具体的に記す
・最終日、下山時にメンバーの一名が軽い高山病と思われる症状(頭痛、息ぎれ、顔色が悪い)を呈する。そのため、荷物を減らしてもらい、早めに高度を下げるよう行動した。赤石小屋で休憩した頃から症状は改善した。
・下山時、林道にて濡れた木の根でスリップして転倒した。
(c)パーティーで山行中の事故に繋がる要因について山行後検討したか
特記事項なし。
6その他
・食料係(夕食2回分)の準備忘れがあった。高速道路を降りてからコンビニでレトルトカレーと御飯を買って間に合わせた。各人への任務の伝達を確実にしなければいけない。
・核心部分である荒川東岳〜赤石岳の間は、嵐の中の縦走となった。強風、大雨(3000M以上の稜線では霰)で展望が全く無かったのは残念である。しかし、高山植物が豊富な山域であり、開花がピークを迎えていたお花畑を見れたのはよかった。
特に、千枚小屋周辺のシナノキンバイの群落は素晴らしく、特に中岳〜荒川小屋間の斜面に咲き誇る高山植物は見事であり、小振りであったがクロユリを見ることができた。その他は、ゴゼンタチバナ、イワベンケイ、タカネヤハズハハコ、チシマギキョウ、コケモモ、ミヤマキンポウゲ、チングルマ、コイワカガミ、アオノツガザクラ、カラマツソウ、ミネズオウ等。
・畑薙駐車場から椹島へのバスは定刻8時発であるが、6時の臨時バスに乗車できた。そのため、予定より早く千枚小屋に昼過ぎに到着した。次の避難小屋まで行けそうな時間であったが、殆ど不眠で車移動しており、疲労の程度を考慮して予定通り千枚小屋(2610M)までの行動とした。しかし、このとき荷物を小屋にデポして千枚岳(2880M)或いは丸山(3032M)までピストンすれば、夏山の眺望を楽しめていたのに、と少し後悔している。結果論ではあるが、もう少し天候について想像力を働かせればよかったと感じた。
・最終日の下山ルートは、少しだけ雪渓あり。
・ライチョウは一羽のみ。夏羽への衣替え中で、不完全な模様だった。
・赤石岳避難小屋はサービス満点だった。
以上