山行報告書

神戸勤労者山岳会

 

1.参加者

   大石、庄司。

2.山域・ルート

   御在所岳(前尾根 P7〜P2)。

3.交通手段

   JR西宮〜御在所裏登山口(北谷橋)…自動車による往復。

4.行動記録

 入山日:2006年08月12日(日帰り)。

     0630JR西宮〜1020御在所登山口〜1120P7取り付き〜1600P2終了

     〜1730下山口〜2300JR西宮解散

5.山行中の問題点・事故に繋がる要因

a)予定のルート・日程で行動出来たか 予定ルートをはずれた場合あるいは日程が異なった場合はその理由

(1)増田、大石、庄司の3人パーティ予定でしたが、増田さんの直前不参加で、2名行動となった。大石さんは、前尾根経験者(2回)で心強かったが、お盆ラッシュの往復を庄司1人で運転する点が心配でした。往復とも渋滞に悩まされました。

(2)庄司にとって、未知の岩場を全部リードするということで緊張していました。事前に「日本100岩場/東海関西(北山真:著)」をチェックしましたが…。

                

c)事故に繋がりそうな要因(ヒヤリハット)が発生したか 発生した場合は具体的に記す。

(1)P4北谷側を登攀するとき、普通に凹角ルートを行けばいいのに、欲を出し、クラックルートを行こうとして、途中ルートを失い、やむなく設置した支点をたどって、下降したところ、支点のカムが外れ、右方向へ強く振られた。ケガはなかった。

 

d)パーティーで山行中の事故に繋がる要因について山行後検討したか 

(1)上記c)について検討した。設置支点からは、まっすぐ下に降りる様にする事。カムは予想外の方向の動きに弱いため、長いスリングを付け足すなど、一定方向に継続的な負荷がかかるように処置する事。

 

6その他、ルートに関する情報・気が付いた事など

(1)御在所岳は、天候が変わりやすく雷雨もおこりやすい。P4登攀の頃から、遠雷が聞こえはじめ、P2登攀直後から、雷鳴雷雨とどろく恐ろしい下山となった。

(2)御在所前尾根は完結したコースで、アルパイン的クライミングが楽しめる所と思った。クラック登攀を楽しみに出かけたが、クラック対応の訓練不足を思い知らされました。

 

報告者氏名  庄司    2006年08月15日