思う存分自然と遊んだ沢登り
大峰・旭ノ川右俣(宇無ノ川)
西記
日程:2006年8月26日(曇り・晴れ・雨)〜27日(曇・晴れ)
パーティ:L丸尾、SL尾崎、吹留、西
記=西
<地形図>1/25.000図:辻堂・釈迦ヶ岳
<コースタイムなど>
8月26日 神戸―阪神高速―R168−旭ダム付近(仮眠) 《車での移動時間:3.5時間》
8月27日 5:40起床〜7:30中ノ川出合(つり橋)〜
7:40懸垂下降で入渓〜9:10赤滝〜
10:50片口淵〜11:40白藤滝遡行終了(昼ごはん)
白藤滝から引き返し〜14:50中ノ川出合(車着)
私にとって今年2回目の沢登り。沢登りは、とっても楽しくワクワク気分いっぱいだが、行くまではいつもとても緊張する。名谷で待合せして出発。偶然ナイターの花火を見ることができ、皆でさい先のいい出発だ!!と喜んだ。途中同行する別パーティーと合流し、山道のジグザグの道を猛スピードで進み、旭ダム付近に。テント設営後、お酒などを飲みながら交流。私と吹留さんはお助け紐の編み方を教えてもらいながら、「明日はお助け紐デビューをしよう!」と誓った。木々の中、星がきれいだった。沢登りの前夜泊は、山の奥深くに入り、本当に自然の中にすっぱり呑み込まれた気分になる。それも沢登りの楽しみの1つだ。
翌日、車で更に進む。水量が結構あり、期待が膨らむ。身支度を整え入渓場所を探しているとつり橋があった。尾崎さんはつり橋がうれしくてたまらない様子で、満面の笑みを浮かべていた。私は恐怖でちょっと顔がこわばっていたと思う。なんとか無事つり橋を渡り、ほっとしたのもつかの間。次は懸垂下降で下りるとの事。先週RCで練習したのにロープワークで早くも躓き、リーダーの指導を受けちょっと落ち込む。 沢登りスタート。冷たい水が気落ちいい。流れは穏やかで、深いところもあったが、私はどんどん水に入り沢登りを楽しんだ。
赤滝は、とても優しい滝だった。滝幅が広く、緑の草の上を流れる様に水が落ちていく。陽のひかりや風の関係なのか、そこだけとてもやわらかい空気になっていて、滝を見上げ自然のやさしさにうっとりしてしまった。こんなところでゴロンと横になって、滝をずーーっと眺めていられたらどんなに幸せだろうと思う。リーダーに、「こんな滝の傍でテント泊はできないの?」ときいたら、「出来ないことはないけど、寒いよ!」とあっさり言われてしまった。 白藤滝は、赤滝とは対照的な力強い滝だった。かなりの高さから激しく水しぶきを飛ばしながら落ちてくる。ちょっと怖いな!と思ったけれど吹留さんと滝の傍にいった。風が強かった。赤滝とは違ったけれど、滝の周りだけ違う空気が漂っていた。日陰ということもあり、水はかなり冷たく、風も冷たかった。 |
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滝から少し離れたところでお昼ご飯。リーダーが飯ごうとラーメンを持ってきてくれていて、手際よくラーメンの仕度をはじめてくれている。コッフェルにラーメンを入れてもらい、冷たくなった身体を温めた。沢登りで食べるラーメンは、いつもとてもおいしい!!。私と吹留さんが食後のコーヒーを飲んでいると、尾崎さんは手際よく飯ごうを洗ってくれていた。リーダーはその飯ごうをガスで乾かしていく。2人の手際良さに感心してしまう。(私はいつになれば、こんな風に手際よくなれるんだろう?) お腹もいっぱいになり、少しだるくなった身体を、また水の中にいれるのはちょっとしんどい。(それも最初だけなのだが・・・)今回は、登山道をくだるのではなく、登ってきた沢を下るという楽しいコース。水の流れに従って、流してもらうだけ?。私も吹留さんも尾崎さんも、飛び込み、泳ぎを満喫した。吹留さんはザックを前にもってきて浮き輪替わりに上手に泳いでいた。 | ||||
最後の登山道に出るところで、ちょっと藪こぎがあり、私と吹留さんが道を間違ってしまった。声は聞こえるがお互いの姿が見えないので困ったが、無事下山。とても楽しい沢登りだった。沢登りは童心に返り自然の中で思う存分遊ぶことが出来る。危険も多く、行く前はかなり緊張してしまうが、無事下山すると、ほっとすると共に、また絶対行きたい!!と思ってしまう。技術も未熟で怖がりの私だが、沢登りに、はまってしまっている。
今回の沢登り、リーダーからの注意点。
? 沢の下降では登る際に釜の水深、岩の状態などを把握して安全を確認した釜以外は飛び込み泳ぎ下る事は危険です。(釜を見るや飛び込みまくっていました。すみません。)
岩と岩の間に足を挟まれないように。実際に溺れて亡くなった方がいます。(何度か挟まれました。 )