山行報告書

神戸勤労者山岳会

 

1参加者

TL:三谷、SL:増田、大石、高田

2山域・ルート

山 域:大台ケ原 堂倉谷

ルート:JR西宮駅→阪高→南阪奈→R165→R169→

大台ケ原駐車場→日出ガ岳→堂倉避難小屋→堂倉滝→中七ツ釜→アザミ谷出合→奥七ツ釜→

地池谷出合付近(泊)→林道→堂倉谷避難小屋→日出ガ岳→大台ケ原駐車場→

入之波温泉→R169→南阪奈→阪高→JR西宮

 

3交通手段  電車  車  バス

 

4行動記録

 入山日2006年8月26日  下山日2006年8月27日

第1日(8月26日)  

  大台ガ原駐車場→日出ガ岳→堂倉避難小屋→堂倉滝→中七ツ釜→アザミ谷出合→奥七ツ釜→地池谷出合付近(泊)

 第2日  

  地池谷出合付近→林道→堂倉谷避難小屋→日出ガ岳→大台ケ原駐車場

5山行中の問題点・事故に繋がる要因

a予定のルートで行動出来たか 予定ルートをはずれた場合はその理由           

 第1日目:予定ルートどおり

 第2日目:予定ルート変更した

b予定の行程どおり行動出来たか 行動予定と異なった場合はその理由

 第1日目はほぼ予定の工程どおりであったが、第2日目は夜半から激しい雷雨となり朝には濁流となったため沢登りを中止した。

c事故に繋がりそうな要因(ヒヤリハット)が発生したか 発生した場合は具体的に記す

 1、堂倉滝の滝口に入る前、後続の5から6人パーティーに急登箇所を譲ったが、落石を起こされた。ラクの合図により避けられ幸い事故は無かった。

 2、足を滑らせ数メートル下流に流された。(1名)

 3、泳ぎの際、背中のザックが後頭部にあたり、一時水中に顔を浸けた状態になった。

 4、暮営中にムカデ(?)に、尻、ふくらはぎ、小指をかまれ腫れた。(帰宅後も再発)

dパーティーで山行中の事故に繋がる要因について山行後検討したか 

 今回、林道側(右岸)にビバーグしたためエスケープし易かった。

 (左岸の場合、増水した時点で渡渉が困難であった)

eその他

 堂倉小屋から登山道は通行止めであったが、堂倉滝までは登山道は良好。

堂倉谷に架かるつり橋は通行止めであった。

平地の天候が良くても大台ケ原は雷雨であった。

(大台ケ原や大峰は、年間降水量が多いと聞いていた。)

 

報告者氏名 三谷   2006/08/28

 

 

堂倉谷沢登り

 

三谷会長から「堂倉谷に行きませんか?」と、お声をかけていただき、以前からテント泊に興味があり即答しました。

今回、六甲・住吉川西山谷以来2度目の沢登りでした。装備表どおりにパッキングすると今まで背負ったことがない重さにとても不安でした。

 

8月25日

20時30分 西ノ宮駅集合 増田さんの車で大台ケ原駐車場を目指す。

キツネ、ヤヌキ、イタチ(?)、鹿がお出迎え

23時35分 駐車場着。星空きれい。テントを張り小宴会開始。

 

8月26日

 

00時30分 就寝。

05時00分 起床。各自朝食。

06時15分 駐車場出発。ザック重くバランスとって歩くのに必死。

06時45分 日出ヶ岳着。

08時05分 堂倉小屋着。

08時55分 堂倉滝着。

09時33分 装備し、堤防横から登る。先行パーティの落石にビビる。岩場自力で登れず引き上げてもらう。かなり落ち込む。

11時30分 中七つ釜付近。水の美しさや不思議な造形に感動。川を歩いたり滝を越えたり、巻いて進む。

12時00分 昼食。ぼんやり景色を見ながら食べる。

12時25分 アザミ谷出合。中七つ釜と奥七つ釜の間(どの付近か不明)で岩と岩をまたぐのに足を滑らせ流される。岩場が近づき掴もうとしたが滑って掴めず、次の岩場で膝がついて立ち上がる。巻き道を通過する。釜で張ってもらったロープを掴み損ねて溺れる。

手を伸ばすとロープに届き必死で進んで引き上げてもらう。

15時20分 林道に出る。焚き火用の小枝を拾いつつ歩く。

16時頃(?) 沢に降り木を集め、火をおこす。夕食準備。ツェルト2張り。私以外みんなテキパキこなす。ご飯を炊きながら宴会開始。4人で4合。マーボー春雨。漬物。

21時00分 先にツェルトで横になる。

22時00分 激しい雷雨で目が覚める。

ツェルトの中を水滴が伝う。シュラフをなおしてレインウェアを着る。溜まる水を手でかき出す。

23時頃(?) 小雨になったので、川の増水に備え、荷物をまとめて上のほうに運ぶ。

 

8月27日

 

深夜     再び雷雨激しくなる。

01時30分 増田さんと交代で増水する川を見張っていた大石さんがツェルトに入る。

02時過ぎ  増田さんが増水して危険とのことでツェルト撤収。移動。     

02時30分 斜面にツェルト1つ張り、4人で朝を待つ。

05時過ぎ  明るくなり、外に出る。堂倉谷は濁流となっていた。

最初のツェルトの場所は川になって水没している。

06時08分 撤収し、50m登って林道に出る。

07時02分 堂倉小屋着。朝食。そうめん5束をにゅうめんにする。

08時15分 堂倉小屋出発。

10時18分 日出ヶ岳着。落雷を避ける為休憩せず通過

雷雨の為、登山道が滝の様に水が流れ、ざぶざぶ歩く。水分を含んで更に重くなったザックを背負って歩く。

10時58分 駐車場着。入之波温泉に入って昼食。帰路につく。

 

ところどころ?なのは時計が止まってしまいちゃんと時間が確認できませんでした。

(どの付近か不明)なのは地図がちゃんと読めていないからです。

今回は一度に沢山の経験をさせていただきました。

皆さん遡行図を見て現在の場所を確認していた。私も見るのですが見方がまだわからない。

暮営地では雨の中、皆は増水する川を見張っていたのに私だけツェルトの中に居て甘えていた自分が恥ずかしい。

連れて行ってもらうのではなく、ちゃんと地図が読めて、自分も皆と同じ様に行動できるようになりたいです。

皆さん、経験の浅い私を常に気遣ってくださいました。

寝ずに川を見張っていた三谷会長、増田さん、大石さん、ありがとうございました。

お疲れ様でした。

高田