山行報告書
神戸勤労者山岳会
1参加者
井谷、大川、寺村、高岡
2山域・ルート
北アルプス 上高地〜北鎌沢出合
3交通手段 車
4行動記録
入山日 2006年10月6日 下山日 2006年10月8日
10月6日
21:00事務所出発 ⇒ 01:30ひるがの高原SA(仮眠)
10月7日
5:00ひるがの高原SA出発 ⇒ 6:20平湯温泉(駐車場) ⇒ 7:30上高地 ⇒ 8:45 徳沢園 ⇒ 9:45横尾 ⇒ 11:10槍沢ロッジ ⇒ 13:15水俣乗越 ⇒ 15:00北鎌沢出合(ツェルト泊)
10月8日
6:30北鎌沢出合出発 ⇒ 9:30水俣乗越 ⇒ 11:00槍沢ロッジ ⇒12:00横尾 ⇒ 13:00徳沢園 ⇒ 14:30上高地 ⇒17:00平湯温泉(駐車場)⇒ 23:00神戸
5山行中の問題点・事故に繋がる要因
a予定のルート・日程で行動出来たか 予定ルートをはずれた場合あるいは日程が異なった場合はその理由
北鎌沢から北鎌尾根を経て槍ヶ岳に行く予定であったが、北鎌沢では10月7日からの雨が8日朝になっても降り続いており、山頂付近では降雪があることから北鎌尾根の縦走を断念。降雪量は帰りに通った水俣乗越で3〜5cm程度であった。北鎌沢でテント泊した他3パーティ(単独、2人、4人組)と北鎌のコルに宿泊した単独者も同様に水俣乗越に引き返し、北鎌尾根を決行したパーティは確認できなかった。
c事故に繋がりそうな要因(ヒヤリハット)が発生したか 発生した場合は具体的に記す
事故ではないか、雨の中ツェルト泊した。10月7日の夜は頂上付近に降雪があるなど寒波の影響で気温が低く、大変寒い思いをした。ツェルトは強風により夜半に倒れた。1度立て直したが、又倒れたのでそのままにした。服装は冬山に準じたものであったが、寝具はシュラフなしのシュラフカバーのみ、着替えた服装もツェルト内の多量の結露によって、濡れてしまい十分な睡眠をとることができなかった。睡眠不足のため、翌日の行動に不安がでた。
ツェルトは雨での結露が予想以上に激しい。気温が高ければ多少濡れてもかまわないが、今回のような寒い状況では具合が悪い。教訓としてツェルト内でもカッパは常時身に付けること。山行の形態によってはシュラフの持参を検討する。フライシートの持参を検討することが上げられる。北鎌沢に宿泊した他パーティは皆、ツェルト泊ではなくテント泊であった。今回の場合はどちらが良かったか私も判断できないが、今後の山行では状況を考え検討したい。
dパーティーで山行中の事故に繋がる要因について山行後検討したか
特になし
6その他ルートに関する情報・気がついた事など
今回の山行は昨秋から1年をかけて、バリエーション素人4人組みで計画したものです。トレーニングでは多くの方に指導いただきとても助かりました。今回は天候のため断念しましたが、今後、練習で得た技術経験を生かしていきたいと思います。サポートしてくださった方々どうもありがとうございました。
報告者氏名 井谷 2006年10月9日