冬山教室北八ケ岳修了山行報告書

                           

1.参加者:高松(CL)、黒田(CL)、馬河(SL)、西(SL)、江本(S)、楜桃田(S)

     宮永(S)、島田(S)

     受講生:松田、亀岡、井川、高田、一般参加(玉田)  計13名

2.山域・ルート:北八ケ岳(蓼科山登山口〜蓼科山2470m~大河原〜双子山2223m双子池〜亀甲池〜北横岳2430m〜ピラタス蓼科ロープウェーイ〜蓼科温泉)

     2日目行程:5.8km 標高差:登り730m下り440m

          3〜4日目行程:6.2km 標高差:登り570m下り330m

3.交通手段:車4台(江本、黒田、島田、楜桃田)

4.行動記録

  入山日19 年2月9日(金、夜)〜19年 2月 12日(月)

  第1日pm20:30事務所〜名神高速〜中央高速〜am2:00諏訪SA仮眠

  第2日(曇〜晴)am6:00諏訪SA出発〜諏訪IC〜152号〜am7:00蓼科山登山口

     〜am7:30登山口出発〜am11,30蓼科山頂〜pm13:00蓼科山荘

     〜pm15:30大河原幕営地着〜夕食〜pm20:00就寝

  第3日(曇〜晴)am4:00起床〜am7:30大河原ヒュッテ幕営地発〜双子山

     〜双子山ヒュッテ〜pm11:30亀甲池発〜pm15:00北横岳〜

     〜pm15:30北横岳ヒュッテ幕営地着〜夕食〜就寝

  第4日(晴)am4:00起床〜am7:30北横岳ヒュッテ幕営地発〜ピラタス蓼科ロープ

     ウェイ駅pm8:30着〜蓼科温泉(入浴)〜pm12:30蓼科発〜帰神pm18:30

     事務所着、解散。

5.山行中の問題点・事故に繋がる要因

  a.予定のルート・日程で行動が出来たか。ルートをはずれた場合あるいは日程が異なった場合の理由。

入山2日とも午後は晴れ、例年より積雪が少なく、ほとんど夏道のルート

をとることが出来たが、一部膝近くのラッセル地区(蓼科山下り、双子山、北横岳登り)dでは全員交代でラッセルをし、夏道ルートが不明地点では現地確認し、ルート修正をした。そのため2日とも予定より1.5時間程度、行動時間が予定より延びた。又受講生5名中2名が基礎体力不足と思われる状態が出たため一時、共同装備をパーチィーで分担処理した。

 b.事故に繋がりそうな要因(ヒヤリハット)が発生したか、発生した場合は具体的に

  記す。

2日目蓼科山ヒュッテ下からの森林の急斜面をラッセル下降中、受講生が、雪中の木の根に片足を絡まれ足が抜けなくなる。すぐ彼の腰から下の雪を掘り起こし、絡んでいる根をカット、やっと足を外すことが出来、捻挫をまぬがれた。今後の冬山には、小型携帯用の鋸か鉈をレスキュー用具に入れておく必要があると思う。

c. パーチィーで山行中の事故に繋がる要因について山行後検討したか

多数パーチィーの行動でも必ず各自がたえず進む方向、現在地の地形(地形図との相違)を確認、実行出来るよう、各実技山行時に訓練させた。今回の修了山行でも、地形図、磁石、高度計をたえずチェックするよう朝の出発時に注意した。

6. その他ルートに関する情報・気がついた事など。

  今回のルート(蓼科山山頂〜大河原〜双子池間)は冬季は登山者は入らないので悪天、多雪時の行動は十分な時間が必要である。又、亀甲池から北横岳ルートは逆ルートが

夏山ルートで登りやすい。

                     報告者  高松 07年 2 月14日