山行報告書

神戸勤労者山岳会

1参加者   大川、高岡、黒田

2山域・ルート  槍ヶ岳

3交通手段  電車  車  バス

4行動記録

 入山日2007年4月28日  下山日2007年4月30日

第1日(4/28) 8:00 上高地→13:30 ババ平 (テント泊)

 第2日(4/29)  5:30 ババ平出発 → 8:45 槍ヶ岳山荘 → 山頂手前20m → 12:00

槍ヶ岳山荘 → 17:00  徳沢 (テント泊)

 第3日(4/30) 帰神

 

5山行中の問題点・事故に繋がる要因

a予定のルート・日程で行動出来たか 予定ルートをはずれた場合あるいは日程が異なった場合はその理由 

 今年は4月下旬から1m以上の積雪あり。4/28も約10〜15cmの積雪で、槍の穂先は所々岩が露出する程度でほとんど雪に覆われている状態。大川と高岡が20mの補助ザイル(8m)

 でアタックするが、頂上直下20m雪壁のトラーバースのための支点が取れず、雪も所々緩んできている状態で、下山の危険考え、撤退。

 (いつものGWは、槍の穂先はほとんど岩が露出していて、ザイルなしで登れるらしい。)

c事故に繋がりそうな要因(ヒヤリハット)が発生したか 発生した場合は具体的に記す

  なし。

dパーティーで山行中の事故に繋がる要因について山行後検討したか 

・  雪と岩のミックス帯を登攀する技術、装備(ザイルは40m以上ダブルかシングル)が不足していた。

その他ルートに関する情報・気がついた事など〜今回の教訓

・  年により雪の着き方が大きく変わり、それに対応できる技術・装備が必要。

・  今後、マルチピッチ登攀の技術・経験の取得が必要。

・  ババ平からはトレースのない槍沢のラッセルが経験できたこと、天候がすばらしく真っ白な槍の穂や富士山まで見える景色が見られたこと、また良い経験ができたこと、等々楽しい山行でした。

     報告者氏名 大川      平成19年5月6日