山行報告書

神戸勤労者山岳会

1参加者 L : N氏(東灘労山)、 F氏(甲山労山)、 大石  

2山域・ルート 錫杖岳「見張り塔からずっと」

3交通手段    車  

4行動記録

 入山日  H19年 8月5日  

 5:00中尾温泉駐車場出発 ― 6:00錫杖沢出合 ― 7:10「見張り塔からずっと」

 ― 10:30大洞穴着 ― 11:15下山開始(右俣沢経由) ― 14:00錫杖沢出合 ―

15:00中尾温泉駐車場着  

5山行中の問題点・事故に繋がる要因

a予定のルート・日程で行動出来たか 予定ルートをはずれた場合あるいは日程が異なった場合はその理由           

   ⇒大洞穴から上部は前夜から降雨のため岩面が濡れており、また、あまり人が入っていないルートのため苔が付いていてさらに滑りやすい状況であった。そのため、大洞穴から上部の登攀を続けるのは危険と判断され、撤退した。  

b事故に繋がりそうな要因(ヒヤリハット)が発生したか 発生した場合は具体的に記す

   ⇒特になし

cパーティーで山行中の事故に繋がる要因について山行後検討したか 

   ⇒特になし

6その他ルートに関する情報・気がついた事など

 このルートは2002年10月に開拓されました。北沢大滝から本峰フェースに継続し、錫杖岳の頂上に出ます。プロテクションは回収されているので、ナチュラルプロテクションで登ります。このルートは降雨の影響を受けやすく、大洞穴は前夜までの降雨により水がシャワーのように流れていて、岩を見上げると目に水が入って目を開けていられない状態でした。苔も付いているため、岩を掴んでも指がつるんと滑ってしまいます。この日は、朝から雨も上がり陽も照っていましたが、岩が乾く気配は全く無く、翌日も難しいだろうと思われました。このルートに入るときは、数日前からの降雨の状態を確認しておいた方がいいと思われます。

               報告者氏名 大石   H19年 8月 9日