山行報告書

神戸勤労者山岳会



1 参加者  島田、高松、三谷

2 山域・ルート   氷ノ山・高丸山―氷ノ山―東尾根のブン回し

3 交通手段   車  

4 行動記録

 入山日  平成20年2月1日(事務所集合、20時出発)
下山日  平成20年2月3日

第1日  20時事務所発―23時道の駅(ようか)でテント泊

第2日  6時発―奈良尾第1駐車場―リフト(無料)−リフト(500円)−高丸山9時発―大平頭(11:00)―小屋(11:45)―布滝頭(13:10)―赤倉山―氷ノ山越小屋(16:35)泊

第3日  山頂小屋(8:00)−こしき岩(10:45)−氷ノ山山頂小屋(11:20着12:00発)−一の谷休憩所(12:55)−東尾根小屋(14:00)−東尾根登山口(14:30)―氷ノ山国際スキー場―リフト―奈良尾駐車場(15:30)

5 山行中の問題点・事故に繋がる要因
a 予定のルート・日程で行動出来たか。予定ルートをはずれた場合又は日程が異なった場合はその理由           
      氷ノ山山頂まで行けず、手前の氷ノ山越小屋泊となった。
      膝までのラッセルで時間が相当かかった。
      
c 事故に繋がりそうな要因(ヒヤリハット)が発生したか 発生した場合は具体的に記す
      特になし
d パーティーで山行中の事故に繋がる要因について山行後検討したか 
    特になし

6 その他ルートに関する情報・気がついた事など

○危険なところは、こしき岩手前のやせ尾根で、急傾斜のトラバース(20m)のため、雪崩の可能性及び滑落大であった。できれば、ザイル確保があってもいいかもしれない。

○今回はスキー、スノシュー、ワカンの三者で使用状況を点検する目的もあった。
結論は、スノシューとワカンを付け替えた、三谷が最適だった。
ワカンだけの高松はひざ上までのラッセルとなった。
島田はスキーとワカン。スキーは登りがきつい場合とブッシュがかなりあったので、ワカンに履き替える機会が多かった。スキーをザックにつけると、ブッシュに引っ掛かり苦労した。ザック荷重が増えるなかのラッセルも苦労した。以前、この時期、逆のコースをスキーで行き、雪はもっと多かったが、これほどの苦労はなかったと思う。

○氷ノ山越小屋に着いたのが、16時過ぎで、風雪でもあったため、翌日の行動について、意思統一を図った。翌日1時間の行動で判断し、天候、体力的に厳しければ、小屋に戻り、若桜スキー場側に降りる(兵庫県側親水公園方面は危険)または、小屋に泊まり、天候の回復を待つ。車は後日回収に行く。幸いにも、このコース周りではすべて携帯電話が通じたし、無線機も携行していたので、連絡などに不安はなかった。

○ 氷ノ山山行では登山届を熊次駐在所に提出をすべきだったが、忘れたのが最大の失敗だった。
(その他)

○ 11年前、氷ノ山で労山5名が遭難したが、私の知人であったため、山頂から冥福を祈った。

○氷ノ山越小屋での夕食時(18:30)に小屋の外で男女の声が何度もしたので、我々はこんな遅くにテント泊でもしたのかと思っていたが、翌日、その形跡がなかった。月曜日に若桜遭難パトロール隊に該当登山者がいないか報告した。(該当なしとの回答)

○この時期の氷ノ山は雪の状況で山容が一変するので、十分な準備が必要である


報告者氏名 島田            20年2月4日