山行報告書

神戸勤労者山岳会



1.参加者

 冬山合宿 第3班

  西(CL)、尾崎(SL)、坊垣、平田(計4名)



2.山域・ルート

 氷ノ山 ※悪天候の為、若桜スキー場〜三の丸 展望台途中までのピストン



3.交通手段   車

4.行動記録

 入山日2008年 2月23日  下山日2008年 2月24日

第1日 集合場所6:45谷上発−9:15 若桜スキー場駐車場9:30 −リフト−10:00リフト山上駅

     −11:20 幕営地13:00−三の丸展望台方面へ−14:00幕営地

第2日 幕営地 7:30 − リフト山上駅 − スキー場 − 9:30 若桜スキー場駐車場



5.山行中の問題点・事故に繋がる要因

a)予定のルート・日程で行動出来たか?

 予定ルートをはずれた場合あるいは日程が異なった場合はその理由

 入山前日に日本海西部に発生した低気圧が急速に発達し冬型の気圧配置となった。

 山行期間中天候が荒れる事があらかじめ予測された為、予定コースを取りやめ、三之丸

 までのピストンとして入山。

 強風対策の為、幕営は露出した三之丸ではなく樹林帯において実施した。

 24日も天候は回復せず、当初予定していた雪上訓練を取りやめて早々の下山とした。



b)事故に繋がりそうな要因(ヒヤリハット)が発生したか?

 発生した場合は具体的に記す

なし

c)パーティーで、山行中の事故に繋がる要因につき、山行後検討したか?


6.その他、ルートに関する情報・気がついた事など

  ・吹雪くと、目が開けられない状態になることを体験。こういった場合は、ゴーグルが有効である。
  ・ホワイトアウトの危険性を体感できた。早めの判断で、テントを張るなどし、体力の温存に努め、
    動かない事が重要である。

感想
冬山は夏山とは違い、雪の状況、天候などにより、現場での判断が非常に問われることを
あらためて認識させられる山行だった。
計画当初の段階でいくつかのルートを検討したが、2月上旬の下見山行の報告により、かなりの積雪量で
ラッセルを強いられるとのことで、ルート自身が限定された。
また、当日の悪天候により、頂上はもとより、三の丸までも行けないありさまであった。
今回は、訓練が目的だった為、入山したが、山行をどうするかも含め判断が求められた山行だった。
 また、共同装備についてだが、ガスを3個用意したつもりであったが、意志疎通が十分でなく、
2個しか用意出来ていなかった。直前のメンバー変更なども要因にはなっていると思うが、
共同装備については十分な確認を怠ってはならないと思った。
 今回の料理は、かす汁だったが、とても温かく美味しかった。冬山のメニューとしては良かったと思う。
食担をベテランの方にしていただき、下準備やもってくる方法などいろいろ勉強になった。
また、冬山は特に手際よく行動する事が求められるがテント内での動きなど、ベテランの方から学ぶことが多かった。


報告者氏名 西  2008年 3月7日