山行報告書
神戸勤労者山岳会
1.
参加者 長野
2.山域・ルート 大キレット縦走
3.交通手段 電車
4.行動記録
入山日2008年9月20日 下山日2008年9月23日
9/20(土)6:16新大阪発 上高地 12時着
第1日(9/20) 12:30上高地→16:30 ババ平テン場(露営)
第2日(9/21) 10:30 ババ平テン場発→12:10 天狗原分岐→13:30氷河公園天狗池
→16:30南岳小屋テン場(露営)
第3日(9/22) 11:30南岳小屋テン場発→13:10長谷川ピーク→13:30飛騨鳴き
→15:40北穂高岳小屋テン場(露営)
第4日(9/23) 6:30北穂高岳小屋テン場発→9:10涸沢→11:15横尾
→14:00上高地BT→16:37松本→21:00帰宅
5.山行中の問題・事故に繋がる要因
a)予定のルート・日程で行動出来たか 予定ルートをはずれた場合あるいは日程が異なった場合はその理由
・ 3日目、大キレット突入は天候の回復を待って11:30出発
b)事故に繋がりそうな要因(ヒヤリハット)が発生したか 発生した場合は具体的に記す
・ 最終日、テン場出発から20分程、体が十分登山モードになっていなかったせいか、北穂南稜上部をダブルストックで下山中、前方の段差がやや大きく、左側50cmの方が低かったのでストックを使わず、左足を移動した瞬間にバランスを崩し上体から転倒、2.5メートルほど俵を転がす様に2回転ほど滑落し、運良く瓦礫が堆積した箇所で停止。頭部、額等5箇所ほど擦過傷を追う。通り縋りの若い男女のペアーに傷の手当てをしてもらいました。今は痛みも無く大丈夫です。
6.その他ルートに関する情報・気がついた事など〜今回の教訓
今年の紅葉は例年より早く、全体では20%程度で、氷河公園ではチングルマの草紅葉、ナナカマドの緑、黄色、オレンジ、深紅のコントラストが素晴らしかったです。
危険な場所と事故が起こる場所とは違うとよく言われますが、確かにその通りで、大キレットのように、滑落したら終わりという場所より、今回の急傾斜の下山路こそ事故が起きやすいということを、身をもって体験しました。
このような場所は絶対上体からの転倒は避けなければならず、腰を落とし、重心を下げ、横歩き、場合によってはクライムダウンを億劫がらず励行すべきでした。
報告者氏名 長野雪也 平成20年9月23日