山行報告書

神戸勤労者山岳会

1参加者
L野村、西

2山域・ルート
 北アルプス 双六岳・笠ケ岳

3交通手段
 車

4行動記録
 入山日2009年9月19日  下山日2009年9月21日

5山行中の問題点・事故に繋がる要因

  1. 予定のルート・日程で行動出来たか 予定ルートをはずれた場合あるいは日程が異なった場合はその理由
     予定通り
  2. 事故に繋がりそうな要因(ヒヤリハット)が発生したか 発生した場合は具体的に記す
      なし
  3. パーティーで山行中の事故に繋がる要因について山行後検討したか
        なし

6その他ルートに関する情報・気がついた事など
※笠ケ岳テント場は小屋から離れており水場・トイレが不便であるが、槍・穂高連峰をはじめとする北アルプスの山々を望めるテント場だった。 水場は利用可能だったが水量が少なく時間がかかったが無料。トイレはとても暖かく快適で有難かった。※シルバーウィーク5連休のため、 新穂高温泉無料Pの満車を予想し山行日程を連休前夜の出発とし、東海北陸道飛騨清見ICを24時前に通過したが無料駐車場は 到着時点でほぼ満車状態だった。 下山時にはマイクロバス用の駐車場が開放されていたがロープウェー用有料駐車場へ駐車した登山客が利用料金をめぐって駐車場警備員と 口論となっていた。
※復路に利用した笠新道(稜線分岐→登山口)は昭文社のコースタイムでは5時間。分岐道標には4時間と記してあった。実測は3.5時間だがこれはかなりのスピード 下山した結果であり、分岐道標の4時間は厳しいように思う。

報告者氏名 野村 2009年9月25日

感想:野村
今回は二人合わせて1,500枚近くの写真を撮影した。 北アルプスの錚々たる山々の秀麗な姿は時間と共に表情を変えては私たちの疲れを癒し感動を与え続けてくれた。空の青と雲の白、 山の緑と草紅葉に岩のモノトーン、 晴天下の光の造形美は記憶に残る美しさで、笠ケ岳山頂でご来光を待っていた登山客もこれほどの景色は滅多にないと口々に言われ、 早くも2010年用の年賀状にするとシャッターを切っていた。決して楽な行程ではないにも関わらず、一眼レフ&三脚を持参する登山客の多さに 感心していたが、真に納得できる素晴らしい景色の連続だった。

感想:西
双六・笠が岳は、5年以上も前に登った山だった。その時は残念ながらお天気には恵まれなかったが、高山植物がいっぱいで、 雨でもいいか・・と思えた。今回は「きっとお天気だね」と二人で確認?し、神戸を出発。予想通り3日間お天気に恵まれ、 表情を変え続ける槍・穂高を眺め、気高い笠が岳を眺め、稜線歩きを満喫した。東側は荒々しい岩稜の山々、西側は柔らかな緑豊かな山々、 鮮やかな緑の中の七かまどの赤い実が秋がそこまで来ていることを知らせていた。夜は寝袋に包まり、テントの入り口から顔だけ出して 満天の星を眺め、朝は頂上から朝日を眺め、日の光が山々の影を落としていくのを楽しんだ。すべてがあまりにも鮮やかで、 自然の偉大さを感じずにはいられなかった。本当に素晴らしい3日間だった。同行者の野村さんに感謝。

 双六からの笠が岳  影の笠が岳と槍
 明けの明星と槍穂  初秋の笠が岳
 揺れるススキと槍