山行報告書

神戸勤労者山岳会

1参加者
長野

2山域・ルート
 北アルプス 室堂〜上高地

3交通手段
 電車 バス

4行動記録
 入山日2009年9月19日  下山日2009年9月26日

5山行中の問題点・事故に繋がる要因

  1. 予定のルート・日程で行動出来たか 予定ルートをはずれた場合あるいは日程が異なった場合はその理由
     予定通り
  2. 事故に繋がりそうな要因(ヒヤリハット)が発生したか 発生した場合は具体的に記す
      なし
  3. パーティーで山行中の事故に繋がる要因について山行後検討したか
        なし

6その他ルートに関する情報・気がついた事など
今回は長丁場なので、一日の行動時間を6時間前後となるようコース設定したおかげで、疲労は全く感じることな 山旅を満喫できた。
フランボアーズ
五色ガ原とスゴ乗越のテン場では水は涸れていたが、小屋で雪解け水を無料で分けてもらえる。
この時期の山は花は終わり、紅葉にはまだ早いが、いたる所で甘酸っぱいフランボアーズの道草散歩が楽しめる。
天候に恵まれた今回のシルバーウイークの山小屋は何処も大混雑だったようだ。
高天が原温泉
秘湯と言われる高天原山荘も例外ではなく、 連休2〜3日目は120人が泊まったらしい。しかも全員が宿泊出来た訳ではなく、テント装備は近くでの露営を余儀なくされたとか、 三俣から水晶小屋に泊まろうとしたら、 野口五郎小屋に行かされたとか。私は連休4日目が高天原だったので露天風呂は独占状態。
オプションは悉くパスするのだが、風呂で出会った若者の強い勧めに唆されて15分先の "夢ノ平"にも行ってみた。 確かに静寂に包まれた"竜晶池"は神秘的で独特の異空間だった。
最終日に吊尾根から、これが見納めと、 ジャンダルム方向を振り返ると 岩肌に細長い赤い物体。先日のロバの耳直下で墜落した救助ヘリの残骸だ。このように山での事故は他人をも不幸に巻き込む事態に 成りかねず、絶対あってはならないと 心に強く誓いながら上高地を目指して慎重に高度を下げて行った。

 


剣岳に見送られて大縦走スタート 初日の五色が原はまさしく桃源郷
百名山 薬師岳 夢の平 静寂の竜昇池
長谷川ピークを下る登山者 ロバの耳直下の痛ましい救助ヘリの残骸

報告者氏名 長野 2009年9月28日