1参加者
長野
2山域・ルート
北アルプス 蝶が岳〜中房
3交通手段
電車 バス
4行動記録
入山日2009年10月10日 下山日2009年10月12日
5山行中の問題点・事故に繋がる要因
6その他ルートに関する情報・気がついた事など
常念は過去残雪期に2度試みたが、何れも悪天候に阻まれ実現出来なかった山である。また常念はアルプス入門の山と認識していたが、 西さん曰く「結構キツイヨー」の言葉通り、蝶から常念まではアップダウンがあり、さらに大天井までは緩いが登り調子で確かにキツカッタ。 コースタイム8:15だが、11時間近くかかり、山荘に着いたのは日没寸前であった。 鎖場など危険な箇所は無く、確かに入門には違いないが、 2泊3日は私にはきつい。まして残雪期は稜線上を直登するコースとなり、 アップダウンはさらにきつい事を考えると、残雪期に行かなくて良かったと思う。 悴む手で必死に設営し、小屋でホットミルクを飲みながら 壁のデジタル温度計に目をやると、館内16℃、外-0.2℃を表示。「小屋は暖かいよー、 上げ膳据え膳だよー」の悪魔の甘い囁きに必死に耳を塞ぎながらテントに潜り込んだ。三日目の朝、大天井岳には登らず、燕山荘へ行くつもりが、 大天井岳の標識しか見当たらずやむを得ず山頂まで行ったが、そこから下山路が見当たらない。急なガレ場にトレースらしきものがあるが、ペンキマークが全くない。 そういえば5月の連休に燕〜蝶を縦走した井谷さんから「朝に大天井の下り直下は凍結があり気をつけて」のメールを頂いたことを思い出した。そうかここは冬道だ。 遥か下に登山者が見え、結局山荘まで戻り、燕岳の標識を見つけた。オプションは悉くパスするのだが、この間違いのお陰で大天井に登ることが出来た。 大天井から燕山荘までは所謂表銀座、別名自転車道路で、 松本在住の還暦の三沢さんと終始山談義に花を咲かせ楽しい山散歩だった。彼には中房に着いた後、 有明荘に立ち寄り、快晴の露天風呂を満喫し、穂高駅まで送って頂いた。 天候にも単独の同好の人にも恵まれた3日間だった。 感謝!
モルゲンロートに染まる雪化粧の槍 | 初登頂の常念 |
快晴の槍穂高連峰 | 未登の燕岳をバックにピース |