山行報告書

神戸勤労者山岳会

 

1参加者

大川、高松、島田、西、生田、千賀、小池
黒田、長野、玉田、野田、 以上11名

2山域・ルート
 立山(雪上トレーニング)

3交通手段
 車

4行動記録
 入山日2009年11月20日
 下山日2009年11月23日

5山行中の問題点・事故に繋がる要因

  1. トレーニングは予定の内容・日程で行動出来たか
     ・ 初日通行止めとなり、1日遅れで雷鳥沢に入ったため、別山登頂は果たせず。
     ・ 新雪70p程の積雪で、軟らかく、滑落停止、アイゼン歩行のトレできず。
     ・ ワカンの練習は十分できた。
      ・ ビーコントレでは時間なく、プローブを使用することはしなかった。
  2. 事故に繋がりそうな要因(ヒヤリハット)が発生したか 発生した場合は具体的に記す
      なし
  3. トレーニングの問題点、今回の教訓〜12/2 反省会の結果
      @  場所、時期の設定は妥当だったか。
     ・ 11月後半という設定は今期始まる雪山に備えるためには良い時期であった。
     ・ この時期の立山は雪がたっぷりあり、またアルペンルートを使い簡単に行けるので、トレーニングには適している。
     ・ ただし、新雪で軟らかく、滑落停止やアイゼントレには適していなかった。
     ・ また、今回のように、立山駅から室堂の道路が積雪のため通行止めになることも多く、
       扇沢からのアルペンルートの方が、確実である。
    A  内容、日程は妥当だったか。
     ・ 通行止めのため、一日遅れて室堂の入ったため、時間なく予定していた別山登頂はできなかった。
     ・ 限られた時間で、可能なトレーニングはできた。
    B  事前トレは妥当だったか。
     ・事前トレの開催は十分にできた。ただ、各人の参加回数にバラツキがあった。
      今回、事前トレ参加を本番の参加条件にしなかったが、「安全のため条件にすべき。」と言う意見と「幅広く参加者を募るため、
      条件にしないで、自主トレでもよい。」との意見に分かれた。個人的には、トレーニングに参加したいという気持ちを大切にしたい。
    C  トレーニングの進め方は妥当だったか。
     ・ 弱層テスト、ビーコントレは講師を決め行い、事前の資料配布もあり、好評だった。
     ・ あとのトレーニングは事前に講師を決めていたが、日程的に事前に全員が揃い打ち合わせをすることができず、
      また講師の当日欠席もあり、結果的に班毎に各リーダーを中心にやったため、全体に統一した内容ではできなかった。
    D   その他
     ・ 総括リーダーが一斑のリーダーを兼務したことで、メンバー全体の統一感が少し弱かった。統括は全体を見るため、
      のリーダーを兼務しないこととし、班のリーダーは育成のため、できるだけ若手にやってもらう方が良いのではとの意見が出た。
      今後の大人数の山行では検討すべきである。
     ・ 山行の体制だけでなく、メンバー間・班間が相互に助け合い、補い合うため、参加者のメンバーシップを高める必要性も感じた。

6総括
 ・ 雪上トレは雪の状態で予定通り完全にはできないことが多いので、入った時点の雪や気象の状態に合わせ、
  臨機応変に対応できる計画にしておく必要がある。
 ・ 今回は以上のような問題点はあったが、今後につながるものであり、また参加者のレベルアップにも寄与でき、総じて良かった。

報告者氏名 大川 肇  平成21年12月5日