山行報告書

神戸勤労者山岳会

1参加者

大川、井谷

2山域・ルート
 阿弥陀岳南稜、硫黄岳〜赤岳縦走

3交通手段
 車

4行動記録
 入山日2009年12月26日  
 下山日2009年12月27日

5山行中の問題点・事故に繋がる要因

  1. 山行は予定の内容・日程で行動出来たか
      ほぼ予定通り行動できた。
  2. 事故に繋がりそうな要因(ヒヤリハット)が発生したか 発生した場合は具体的に記す
        特になし。
  3. 山行の問題点、今回の教訓 
     ・雪は少なく、トレースもあったので、スムーズに進めた。
     ・阿弥陀南稜核心部のP3を抜けるガリーは雪が少なく、また軟らかく、
      アイゼンを突き刺すと地面が見えるところもあり登り難かった。2ピッチ約80mで、
      1ピッチ目で切るところに支点を取るのに苦労した。最終的には、スノーバーとピッケルで支点を作り、
      スタンディングアックスビレーをおこなった。ザイルを出したのはこの箇所だけだった。
     ・阿弥陀南稜のP4を抜けるルートファインディングに苦労した。ガイドブックでは10mトラバースして左から巻くとの
      ことだったので、左側にトラバースルートを探したがみつからず。右向きに10mトラバースし雪壁を登ると山頂に出た。
      これが正解ルートのようである。
     ・硫黄岳〜赤岳の縦走はノーザイルで行く。天候が良ければ、慎重行動すれば問題ないと思えた。
      但し天候が荒れると厳しいものになると思う。ザイルの携行・ハーネスの装着は必要。
     ・ 特に核心部はないが、アップダウンが多く、体力と的確なアイゼン歩行技術が必要。
     ・今回は好天に恵まれ幸運にも予定通り行動できた。八ヶ岳はアプローチが容易で、
      冬山を経験できる山域とし適している。 また日本アルプスのほとんどの山々と、
      目の前に富士山が見られよかった。

報告者氏名 大川 肇  平成21年12月30日