山行報告書
神戸勤労者山岳会
1参加者
大川、井谷
2山域・ルート
阿弥陀岳南稜、硫黄岳〜赤岳縦走
3交通手段
車
4行動記録
入山日2009年12月26日
下山日2009年12月27日
- 移動日(12/25) 神戸発→船山十字路 車中泊
- 第1日(12/26) 6:45船山十字路出発→9:15立場山→12:30南稜P3→14:00阿弥陀岳→
15:00行者小屋 テント泊(行動8時間15分)
- 第2日(12/27) 4:00起床→5:45行者小屋→9:15硫黄岳→11:45赤岳 →12:15行者小屋→
14:10美濃戸口(行動8時間25分)→14:30 船山十字路(車)
5山行中の問題点・事故に繋がる要因
- 山行は予定の内容・日程で行動出来たか
ほぼ予定通り行動できた。
- 事故に繋がりそうな要因(ヒヤリハット)が発生したか 発生した場合は具体的に記す
特になし。
- 山行の問題点、今回の教訓
・雪は少なく、トレースもあったので、スムーズに進めた。
・阿弥陀南稜核心部のP3を抜けるガリーは雪が少なく、また軟らかく、
アイゼンを突き刺すと地面が見えるところもあり登り難かった。2ピッチ約80mで、
1ピッチ目で切るところに支点を取るのに苦労した。最終的には、スノーバーとピッケルで支点を作り、
スタンディングアックスビレーをおこなった。ザイルを出したのはこの箇所だけだった。
・阿弥陀南稜のP4を抜けるルートファインディングに苦労した。ガイドブックでは10mトラバースして左から巻くとの
ことだったので、左側にトラバースルートを探したがみつからず。右向きに10mトラバースし雪壁を登ると山頂に出た。
これが正解ルートのようである。
・硫黄岳〜赤岳の縦走はノーザイルで行く。天候が良ければ、慎重行動すれば問題ないと思えた。
但し天候が荒れると厳しいものになると思う。ザイルの携行・ハーネスの装着は必要。
・ 特に核心部はないが、アップダウンが多く、体力と的確なアイゼン歩行技術が必要。
・今回は好天に恵まれ幸運にも予定通り行動できた。八ヶ岳はアプローチが容易で、
冬山を経験できる山域とし適している。 また日本アルプスのほとんどの山々と、
目の前に富士山が見られよかった。
報告者氏名 大川 肇 平成21年12月30日