山行報告書
神戸勤労者山岳会
1参加者
千賀、島田、三谷
2山域・ルート
後立山 唐松岳(八方尾根ピストン)
3交通手段
車
4行動記録
入山日2009年12月28日 下山日2009年12月29日
- 移動日(12/27) 西宮発→八方尾根スキー場駐車場 車中泊
- 第1日(12/28) 8:21ゴンドラ(下)発→9:17八方池山荘発→9:48八方山ケルン→10:18八方ケルン→10:38八方池
→11:19 2150M→12:57 2361Mピーク →13:45丸山ケルン→13:50 2430Mにてテント設営
設営場所(N36°41’20.69” E137°46’11.09”) (行動4時間33分)
- 第2日(12/29) 4:20起床→6:25テント発→7:17着 2590M(ワカン外しアイゼン装着)7:31発→7:42着 稜線2650M 8:23発
→8:43着 唐松岳頂上 8:56発→9:12着 稜線2650M 9:43発→10:20着 テント(撤収) 11:26発
→11:35 2361Mピーク→12:06 2150M →12:25八方池→12:50八方山ケルン
→12:58着 八方池山荘→13:40着 ゴンドラ(下)
5山行中の問題点・事故に繋がる要因
- 山行は予定の内容・日程で行動出来たか
・ 12/28 当初五竜岳への山行を予定したが、12/27朝五竜スキー場駐車場にて島田さんのオーバーヤッケがないことがわかり、
一度神戸まで引き返し体制を整えた。その際、12/28と12/30以降の天候が不良が予想されたため、
行動に余裕が持てる唐松岳へ計画変更を行った。テント設営箇所は第二候補地点としたが、その他はおおむね通り。
- 事故に繋がりそうな要因(ヒヤリハット)が発生したか 発生した場合は具体的に記す
特になし。
- 山行の問題点、今回の教訓
・ 風雪で視界が悪く(100Mから数10M)、八方池より上部はトレースがなく
ルートファインディングの良い機会となった。
・ GPSの携帯により、確実に現在地が特定でき行動に余裕ができた。
・ しかしながら完全なホワイトアウト下では、GPSを携行しても相当困難であると思う。
・ 丸山ケルン(13:45)では風速10〜15M/sの風雪と視界不良の状況であったため
これより先の稜線直下の岩稜帯通過は危険と判断し、行動を終了した。
12/28夜-12/29朝
・ 島田さんに気象通報により最新の天気図を作成していただいた。
・ 持参した予想天気図と比較し、予想通りでないことが確認できた。
・ これにより、12/29は行動可能。12/31からは行動不可と考えた。
・ 夜半まで強風が吹き荒れテントがつぶされそうな状況であった。
・ 午前2時ごろからは風も弱まり、午前4時には満天の星空となった。
・ 朝の天気予報を確認し、12/30の行動もできるだけ避けるべきと判断し、
12/29中に下山するよう9時下山開始の行動計画を立てた。
12/29
・ 快晴で風も弱く最高のコンディションであった。
モルゲンロート染まった空に富士山までくっきり見え最高!
・ 岩稜帯に入り斜度が増す2590Mでワカン+ストックからアイゼン+ピッケルに変更した。
稜線直下でトラバースと雪壁があり1ピッチだけザイルで確保を行った。
(上り下り共)
・ 稜線上でも風速は5〜10M/s程度と強くなく快適であった。
今回は雪・視界不良・強風・快晴・ラッセル・雪壁・岩稜と変化に富み、
冬山を体感できる良い山行となった。
行動ログ |
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