山行報告書
神戸勤労者山岳会
1参加者
大川、高松、千賀、西、島田、壷坂、野田
2山域・ルート
地蔵の頭〜横岳〜硫黄岳 縦走
3交通手段
車
4行動記録
入山日2010年3月21日 下山日2010年3月22日
- 第1日(3/21) 5:30神戸出発→11:30美濃戸山荘着→13:00赤岳鉱泉(テント泊)
- 第2日(3/22) 2:00起床→4:00赤岳鉱泉出発→4:45地蔵尾根分岐→8:00地蔵仏 →
11:00横岳→12:00硫黄岳→13:30赤岳鉱泉→15:00美濃戸山荘→
入浴後 24:00帰神
5山行中の問題点・事故に繋がる要因
- 予定のルート・日程で行動出来たか 予定ルートをはずれた場合あるいは日程が異なった場合はその理由
3/19夜〜3/21まで大荒れの天気予報で、稜線での行動無理と考え、出発を一日遅らせ、1日で縦走を行い帰神する計画に変更。変更した計画に対し、ほぼ予定通り行動できた。
- 事故に繋がりそうな要因(ヒヤリハット)が発生したか 発生した場合は具体的に記す
ザイルワーク中に2名がカラビナ1個を落とす。稜線で休憩中に2名がオーバー手袋を片方飛ばされる。また1名がヘルメットを忘れる。以上のミスがあった。
- パーティーで山行中の事故に繋がる要因について山行後検討したか
なし
6その他ルートに関する情報・気がついた事など
- 核心部は、鉾岳西面の急斜面のトラバースと、横岳ピークからの下降とそれに続くトラバースだった。核心部で、安全のため固定ザイルを4回張る。
- 的確なザイルワーク、確保技術、体力、的確なアイゼン歩行技術が必要。今回はメンバーの熱心な事前トレーニングの成果があり、見事にクリアーできた。
- 年末に下見に行った時の雪の状態と違い、今回は雪一旦溶けた後、凍ったようで、表面がピカピカ光る氷状の雪で、アイゼン・ピッケルが刺さりにくく、トレースもなかったことから、苦労した。冬山では、天候により、コースの状態が大きく変わることを改めて教えられた。
(感想)
- 今から考えれば、よく登頂できたと思う。
- 当初の入山予定日は春の嵐で、暴風が吹いており、1日遅らせた出発前も強風が吹き続けていた。また、時間的には1日で縦走をやり、神戸まで帰るというハードな計画となってしまった。
- また雪が凍っており、難易度も増していた。
- そんなハードな山行となったが、事前トレーニングの成果とパーティの団結で乗り切れた感じがする。
- それはメンバー個々の努力によるものが大きく、リーダーとしては大変感謝します。
- この例会を目指し11月の雪上トレから長期間トレーニングしたことがよかったと思います。
- 会としてこれからもこのような企画を組めたらと思います。
報告者氏名 大川 肇 平成22年3月27日