山行報告書 

神戸勤労者山岳会

1参加者  9人

    玉田(CL) 野田、野村、長野、大川、森下、実藤、一般2名

2山域・ルート  北アルプス、槍ヶ岳

3交通手段  車 

4行動記録  2009年7月17日(金)夜〜7月19日(日) 

 17日 午後89時神戸出発  18日 午前1~2時平湯キャンプ場着仮眠

18日 上高地840---横尾1150----槍沢ロッジ1400----ババ平テント場1430

19日 テント場630----横尾800----上高地1050

5山行中の問題点・事故に繋がる要因

a予定のルート・日程で行動出来たか 予定ルートをはずれた場合あるいは日程が異なった場合はその理由           

 19日はババ平から槍ヶ岳往復の予定であったが中止して下山した。

理由:起床する午前3時ごろから激しい雨が降り始め、天気の回復も見込めないことから、登頂は諦めて下山した。

b 事故に繋がりそうな要因(ヒヤリハット)が発生したか 発生した場合は具体的に記す

無し。

c パーティーで山行中の事故に繋がる要因について山行後検討したか 

上記と同じ。

その他ルートに関する情報・気がついた事など

槍沢テント場は狭く、私たちが到着した時はかなりのテントが設営されていた。何とかぎりぎり2張設営できた。悪天候で出発を迷って遅くなったが、槍沢にテントを張る時は、できるだけ早く出発すべきだ。

             *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*

梅雨が明けず前日からかなりの雨が降っていて、悪天候が予想された中を出発した。

前夜泊の平湯キャンプ場でも、かなり激しい雨が朝まで降り続き、翌日も天気が回復する可能性が低く出発を迷った。たぶん個人山行ならここで中止としただろうが、夏山教室であり、雨の中を歩くことも経験、ということで、雨の中上高地を出発した。横尾までの林道は激しい雨に打たれて黙々と歩く。カッパもしっかり雨水を吸って中までびっしょり濡れた。Sさんの新品のカッパはよく雨をはじき快適そうだ。帰ったらゴアの手入れをもう一度きちんとやろうとつくづく思う。

槍沢は濁流となって流れていて、「こんな雨の中でテント設営は無理、槍沢ロッジで素泊しよう」という話になった。ところがロッジに着く頃には雨が小降りとなってしまう。これぐらいの雨で小屋泊したら、軟弱者と笑われる。お風呂のある小屋に後ろ髪を引かれながら、ババ平テント場まで登っていった。こんな悪天候ではテントは少ないだろうと思っていたら、なんのほぼ満杯、水場のすぐそばしかスペースはなく、そこに2張設営した。夕食はMさん工夫の鰻のひつまむし、なかなか美味でした。夕方は雨もあがり東鎌尾根の稜線も見渡せて、明日のお天気を期待した・・・

ところが翌朝午前3時ごろから激しい雨が再び降り始め、すぐ横の崖は水が滝のように流れている。槍ヶ岳往復の予定であったが、天気の回復も見込めないので1日早く下山することになった。

激しい雨の中でテントを撤収し、雨の中を下山した。上高地に着く頃には雨は小降りとなったが、帰神途中の高速道路では、あちこちで大雨落雷に会う。ほんとうに雨に付きまとわれた山行だった。

今回、雨中の歩行&テント泊は、受講生だけでなく、スタッフも貴重な経験となりました。

    

 報告 玉田優子