山行報告書
神戸勤労者山岳会
1.参加者
井谷、大川、保木本
2.山域・ルート
北アルプス 剱岳 八ツ峰
3.交通手段 車
4.行動記録
<入山日 2009年8月7日(夜) 下山日 2009年8月10日>
8月7日 21:00今津駅→2:00立山駅(仮眠)
8月8日 7:30立山駅→9:00室堂⇒雄山→大汝山→富士ノ折立→
14:00剱沢キャンプ場(テント泊)
8月9日 3:30剱沢→8:00八ツ峰23コル→12:3056コル→16:30八ツ峰の頭→
18:00剱岳→21:00剣沢(テント泊)
8月10日 7:00剱沢→9:30立山駅→神戸
5.山行中の問題点・事故に繋がる要因
a)予定のルート・日程で行動出来たか 予定ルートをはずれた場合あるいは日程が異なった場合はその理由
八ツ峰1、2のコル登る予定が取付きを間違えて2、3のコルに到着した。
1、2の谷は雪渓が少なく雪渓の多い2、3の谷を選択してしまった。
b)事故に繋がりそうな要因(ヒヤリハット)が発生したか 発生した場合は具体的に記す
懸垂下降でザイルにより落石が発生した。先に降りた者は安全な場所に避難するようにした。
c)パーティーで山行中の事故に繋がる要因について山行後検討したか
5峰から懸垂下降するときに50mザイル2本をつなぎ合わせた。回収時に引き手ザイルの結び目が回収側ザイルの上部に重なり、回収不能となった。幸い次パーティの手助けを得て回収できた。練習時にも2本のザイルを繋ぎ合わせると回収不能になったことがあり、ザイルが交差しないなどの注意が必要。
6.その他ルートに関する情報・気がついた事など
十数年前に初めて剱岳に登った際、恐竜の背のような峰々を見ていつか歩いてみたいと思っていました。念願が叶い下部から主稜を縦走できました。登りはそれほど難しくはありませんが、懸垂下降が多くあり、私たちで9回の懸垂下降を実施し時間を要しました。私たちを2人組の1パーティが抜いていきましたが、私が支点をセットする間に2人とも降りおり、4分の1程の時間で懸垂下降を終えていました。修行がたりません。今後の課題にします。
今回の山行での私たちの記録です。
大川さんは立山で日本の3000m以上の山を全て登りました。
保木本さんは、3000m峰の初登頂です。
行動時間が17時間に及んだのは3人とも初めてでした。
報告者氏名 井谷 2009年8月15日