1参加者
CL千賀、SL尾崎
2山域・ルート
鳥取県・兵庫県県境 : 扇ノ山(姫路ルート)
3交通手段
4行動記録
<入山日2010年12月30日 下山日2010年12月31日>
移動日 12月29日 | 西宮発16:15 尾崎宅17:00 中国道-鳥取銅経由 姫路集落20:00到着 |
第1日 12月30日 | 姫路集落(500M)5:25発 → 林道分岐(560M)5:36 →林道分岐(815M)7:26 → 夏道姫路登山口(900M)8:35 → 尾根とりつき(960M)9:15 → 1079M 10:22 → 1150M 11:35 → 扇ノ山頂上小屋(1309M)13:35 着 (行動8時間10分 うち林道3時間10分 山道5時間) |
第2日 12月31日 | 扇ノ山頂上小屋7:15発 → 1150M 8:06→ 夏道姫路登山口(900M)9:30 →林道分岐(815M)11:03 → 林道分岐(560M)14:50 → 姫路集落(500M)16:00着 (行動8時間45分 うち林道6時間30分 山道2時間15分) 車掘り出し脱出18:00 戸倉峠-中国道経由で帰宅 尾崎宅21時 西宮22時着 |
5山行中の問題点・事故に繋がる要因
a | 予定のルート・日程で行動出来たか 予定ルートをはずれた場合あるいは日程が異なった場合はその理由 ・変更@700M付近か820M付近から尾根に取り付く予定であったが、積雪が少なくブッシュが多く出ていた為夏道を通ることとした。 (姫路集落で20cm程度の積雪 尾根とりつきでも20-40cm程度の積雪であった。) ・変更A夏道に入ったが、夏道上の尾根へのとりつきと思われる個所は、両側は谷川、尾根は木とブッシュに阻まれ上ることが困難であったため、地形図を確認し大周りにはなるが、東側の尾根(地形図上の1079Mポイントを目指し)を登ることとした。 ・変更B下山ルートについても、不安定な雪の状態とブッシュの状況を考え、夏道を利用することとした。 ・山頂付近の積雪は12/30で60-80cm、12/31朝で80-100cm程度 ・下山時林道の積雪が時間を経ることに増し、下山時間に時間を要した。 (雪は12/31の9時ごろから激しく降り始め、最終的には90cm程度の積雪となった。) ・姫路集落に車を止めたが、八頭町へ通じる車道上も50cm程度の積雪がありこのまま脱出できない恐れがあった。 |
b | 事故に繋がりそうな要因(ヒヤリハット)が発生したか 発生した場合は具体的に記す なし |
c | パーティーで山行中の事故に繋がる要因について山行後検討したか 特になし |
6その他ルートに関する情報・気がついた事など
@ | 今回の山行は当初予定した五竜岳山行が天候不良のため目的地を変更したものであった。 二つ玉低気圧とその後の強い冬型気圧配置が予想されるなか、厳しい気象条件でも安全に実施できるところとして扇ノ山を選んだ。 |
A | 二つ玉低気圧による悪天候・その後の疑似好天?による星空・冬型気圧配置による豪雪と貴重な体験ができた。今後の天候判断に生かせるものと思う。 |
B | 見通しの良くない雪の中でもGPSによって現在地が正確に把握できるため、計画変更も決断できた。 |
C | 今回の山行の核心部は、股下まで埋まる5kmの長い長い林道ラッセルであった。(激しい降雪により5-10cm/hのペースで積雪量が増え、またGPSにより悲しいくらい長い残りの距離がわかるため、時限爆弾のように感じた。) また、ごく小規模ではあるが林道の法面から雪崩が頻発していた。 |
D | 変更Aで使用した上り斜面と尾根上はひどいブッシュ(竹・笹・木)にやわらかい雪が 40-60cm程度のっている状態で苦労した。 |
ルート全体(青:往路 赤:復路) | |
夏道を外れ、手ごわい藪の尾根を進む | 快適な尾根道 |