山行報告書

神戸勤労者山岳会

1参加者
 西尾、井谷、壷坂

2山域・ルート
 槍ヶ岳・北鎌尾根

3交通手段

4行動記録
 入山日2011年8月10日  下山日2011年8月11日  

5山行中の問題点・事故に繋がる要因

  1. 予定のルート・日程で行動出来たか 予定ルートをはずれた場合あるいは日程が異なった場合はその理由
     ・計画では3日間の山行予定であったが、メンバーの調子も良く、槍ヶ岳に早い時間に到着したこと及び槍ヶ岳頂上付近での天候が良くなかったので出来るだけ下まで下るつもりで下山を開始したが、上高地の駐車場まで最終バスに間に合う時間に到着出来た。
  2. 事故に繋がりそうな要因(ヒヤリハット)が発生したか 発生した場合は具体的に記す
     なし
  3. パーティーで山行中の事故に繋がる要因について山行後検討したか
      なし

6その他ルートに関する情報・気がついた事など

(感想等)
・初日は槍の頂上は雲に覆われていたが下は天候も良くスムーズに進めた。水俣乗越から北鎌沢への下りはかなり崩れており、軽量化の ためストックを1本しか持参しなかったことを後悔した。
・北鎌沢で夕方から夜にかけてパラパラ雨が降り、2日目朝雨は一応上がったものの、パットしない天気でとても不安な中での山行となった。
・難所の1つである北鎌沢右俣の登りは、ヘッドランプをつけて暗いうちから登り始めたので涼しく快調に登れた。
・P9付近、ガス及び強風。汗で服が濡れていたのでとても寒い。手は感覚無し。予備のもう一枚の長袖シャツとカッパ(上)を着る。ガスが濃く、ルートがわかりにくいのでツエルトを被りしばし休憩。
・ガスが少し薄くなり、独標がうっすらと見えたので出発。その後も難所は続くがルートファインティングは正確で迷う、間違う等は特に なく無事槍ヶ岳に到着した。
・事前トレーニングでは、7月の台高東ノ川沢登りに参加させていただいたことがかなり効果的であったように思う。


(個人的な反省点)
・北鎌沢の下りの徒渉で苔付きの石の上に足を置いてしまい、滑って浅瀬にはまった。ここでもストックを1本にしたのがあざとなった。 靴の中までかなり濡れてしまったが、焚き火で何とか湿っている程度まで回復した。
・スパッツを忘れて行ったため、靴の中に小石がたくさん入って来てとても歩きにくかった。(靴の一番上まで紐で縛ると防げるようだが 、足の形が悪く縛ると痛いので縛れなかった。)
・槍ヶ岳頂上直下のチムニーを楽しみにしていたが、一見して心が負けてしまい、チャレンジすることなく終わった。RCももう少し何とか しなければ・・・
・GPSの担当であったが、地図が表示されなくなってしまった。また、1日目のログが取れていなかった。ログが取れなかったことは過去に 経験がなく原因を調べるとともに、もっと扱いに精通しなければならないと痛感した。
(最後に)
・実力や経験が乏しいわたしがリーダーをさせていただいたにも関わらず、ほぼ順調に行けたのは一重に実力経験豊かなメンバーの強力なサポートがあったからに他ならない。今回同行いただいたメンバーの方には貴重な経験をさせていただいたこと、また、陰に日向にお力添えをいただいたこと等心からお礼と感謝を申し上げます。事前に貴重な資料を提供いただいた方にもこの場を借りてお礼申し上げます。大変参考になりました。ぎりぎりのところで頑張ってくれたお天気にも感謝!!

報告者氏名 西尾 2011.8.13