2.山域・ルート宮島 、西尾
3.交通手段白山山系/笈ヶ岳
4.行動記録
5.山行中の問題点・事故に繋がる要因<入山日2012年4月21日 下山日2012年4月22日>
4月20日(金) 22:40尼崎発〜翌02:00小松IC〜03:00 道の駅瀬女(仮眠)
4月21日(土) 7:50中宮発電所(H450)出発−導水管尾根−8:50取水口−12:00山毛欅尾(ぶなお)山頂(H1365)―14:00 1329peak
―15:00冬瓜(かもうり)平入り口(冬瓜山稜線との分岐点)でテント泊―19:30就寝
4月22日(日) 4:00起床−5:50テント出発−7:10 1626peak―8:08-18笈ヶ岳(H1841)−9:10 1626peak−9:50-10:30テンバに戻る−
12:34山毛欅尾山頂(H1365)−14:00取水口−14:20つり橋−14:40国道360号−一里野温泉天領―帰神
6.その他、ルートに関する情報・気がついた事など〜今回の教訓
a. 予定のルート・日程で行動出来たか 予定ルートをはずれた場合あるいは日程が異なった場合はその理由 ・ほぼ予定通り
・ただし、往路で思ったよりも時間がかかりテント場を冬瓜平手前にした。(時間に余裕があればその先の1626ピークあたりでテントを張る予定だった)
・帰路は冬瓜山山頂のナイフリッジを通過する予定だったが、雨が降り、強風のため往路を引き返した。b. 事故に繋がりそうな要因(ヒヤリハット)が発生したか 発生した場合は具体的に記す ・なし
・荷物が多すぎた。当初はワカン、ヤッケの予定であったが過去に笈ヶ岳の経験がある遭対のI氏からアドバイスをいただき、ワカンなし、カッパに変更した。
しかしそれでも余計な荷物(スノーバー、バイル(ハンマー代わり)、etc・・・)が多く、山毛齡山までの急登でへばり、時間がかかってしまった。30分に1度の休憩が必要だった。・2万5000分の1の地形図をA4用紙に印刷すると、中宮発電所の登山口から笈ヶ岳までは紙面の左下から右上まであり、しかも一部はみ出してしまう。そのくらい距離が長かった。
・初日は好天で暑いくらいだった。雪もところどころでつながっておらず、初日はやぶこぎを強いられた。
・夜中12時ごろから強風と雨。明け方4:00起床の段階では雨が止まず、撤退も考えたが、ちょうど出発時間ごろには、風は強いが雨が止んでいたので続行することにした。
・M氏は下着に薄手長袖で化繊でないものを初めて使用した。初日の好天では問題なかったが、二日目の強風雨天の中ではカッパの下で汗が乾かず体温を奪われてつらかった。
そのままもう一日経ったら肺炎になりそうだと感じた。普段はブレスサーモ中厚であり真冬でも問題なかった。・下部(1000m以下)では藪が出ているところが多く、ストックアイゼン等が引っかかり通過に苦労した。
また、二日目深夜からの雨で、初日に通過できたところも雪が途切れてしまった箇所が何箇所もあった。
雪がないと迂回するか藪こぎをするので時間、危険、労力が増す。時期がやや遅かったと思う。GWには通れなくなると思われる・冬瓜平では直近に起こったと思われるデブリを通過した(前に入った人の足跡の上にデブリ)。冬瓜山の斜面には雪の亀裂や滝が出来ていた。
・リーダーは大雑把な天気予報しか事前にしらべておらず、悪天に突っ込む形になってしまった。
距離の長さ、天候と厳しい山行だったが充実感と多くの課題が得られた。・下山時に支尾根に行きそうになったが、念のため地図、コンパス、GPSで確認したところ、すぐにおかしいことが分かり道を間違えずに済んだ。
こまめな確認が必要。・メンバー双方とも翌日は足が筋肉痛、翌々日も後遺症が取れず。最近の運動不足もあるが、それだけ距離が長かった。
こまめな確認が必要。・一里野温泉天領は露天、サウナもあり、また人も少なくて穴場だった。
・雪が切れてしまっていると登りづらいため4月上旬に軽量装備でピークを目指すのがベストと考えられる。
報告者