山行報告書

神戸勤労者山岳会

1.参加者

宮島

2.山域・ルート

大峰・奥駈道縦走(南→北)

3.交通手段
 
4.行動記録
<入山日2012年10月6日 下山日2012年10月10日>                                                                                                      
10月5日(金) 19:20大阪駅=高速バス=22:15紀伊田辺駅〜漫画喫茶にて仮眠
10月6日(土) 6:24紀伊田辺駅=路線バス=8:17本宮大社前〜9:10登山口〜9:47七越峰〜10:40吹越宿〜12:21金剛多和〜14:00五大尊岳南峰〜15:39大水の森〜15:56大森山頂〜17:00玉置神社手前の林道交差(テント泊)
10月7日(日) 5:00起床〜6:05発〜6:30玉置神社〜7:00玉置山〜8:16稚児の森〜9:29塔ノ谷峠〜10:08香精山〜11:12地蔵岳〜12:24笠捨山〜:37行仙小屋〜14:10行仙岳〜15:23倶利伽羅岳〜16:01転法輪岳〜16:20平治の宿(小屋泊)
10月8日(月) 3:20起床〜4:10発〜5:00持経の宿〜5:26阿須迦利岳〜5:54証誠無漏岳〜6:21涅槃岳〜7:12般若岳〜7:33地蔵岳〜8:12奥守岳〜
8:28天狗岳〜9:15太古の辻〜9:42深仙の宿〜10:32釈迦が岳〜11:51孔雀岳〜12:40仏生ヶ岳の下〜13:02楊子の宿〜15:40明星ヶ岳〜
16:04八経ヶ岳〜16:32弥山小屋(テント泊)              
10月9日(火) 4:00起床〜5:20発〜5:55聖宝宿跡〜6:24弁天の森〜6:58一の峠分岐〜7:52行者還小屋〜8:27行者還岳(ピストン)〜9:20七曜岳〜
10:27弥勒岳〜10:51大普賢岳〜11:431阿弥陀ヶ森〜12:11小笹の宿〜12:52山上ヶ岳〜13:47洞辻茶屋〜14:52五番関〜15:38大天井ヶ岳〜16:23二蔵宿小屋(小屋泊)
10月10日(水) 4:40起床〜5:50発〜7:02四寸岩山〜7:44心見茶屋跡〜8:32青根ヶ峰〜9:15高城山展望台〜9:38分水神社〜10:28金峯山寺〜10:54吉野駅=近鉄―阪神=13:19阪神尼崎駅
                       
<天候>10/6(土)夜に雨、10/10(水)6:20-7:30頃まで小雨の他は晴れ
5.山行中の問題点・事故に繋がる要因
 
a. 予定のルート・日程で行動出来たか 予定ルートをはずれた場合あるいは日程が異なった場合はその理由
・漫画喫茶で仮眠の予定が、なぜか夜中になると店全体に音楽がかかり始めて眠れず。
そのため10/6(土)は寝不足と体が慣れていなかったためか、バテてしまい予定の玉置神社まで進めず。1ピッチ手前でテント泊。
水の残りが1Lしかなく足りなかったが、ちょうど同じ場所でテント泊のおじさんに2Lいただけたので助かった。玉置神社まで行けば水は大量にある。
・当初3日目の宿泊は綺麗な楊子の宿の予定だったが、到着が早かったため後の行程を楽にすべく弥山までコースタイムで4時間分延ばした。ぎりぎりだったが日没前に到着できた。
・さらに4日目も小笹宿の予定であったが、小屋の小ささを見てさらにもう5時間分延ばして二蔵宿小屋まで進んだ。こちらもなんとか日没前に到着でき、最後に綺麗な小屋に泊まれてうれしかった。
b. 事故に繋がりそうな要因(ヒヤリハット)が発生したか 発生した場合は具体的に記す
・0/8(月)孔雀岳山頂からの道が分からず10分程度道迷い、コンパスと地図で方角を確認して進むも踏み跡に出ずに山頂へ戻るを繰 り返す。
 最後はGPSで登山道の位置を確認しながら進むと踏み跡にたどり着いた。正しい登山道は孔雀岳山頂を通らずに左を巻くようであ る。
・10/9(火)聖宝の跡へ下るところでいつの間にか踏み跡をはずしたようで、5分ほど道迷い。結局登山道とは違うところをとおって到着 した。
・両日ともになだらかでだだっ広い斜面の下りでおこった。まさにTHE 道迷いに嵌っている。
 ただし迷ってからはむやみやたらに直進せずに方角を確認しながら慎重に進んだので問題なし。
・何回かすべって転んだが、一度思いっきり転んで背中のザックがクッションになって事なきを得たことがあった。長期単独縦走なので 足元には特に気をつけたい。
c. )パーティーで、山行中の事故に繋がる要因につき、山行後検討したか?
・上記の通り。                  
6.その他、ルートに関する情報・気がついた事など記す

・4泊5日約90kmの縦走は自分の経験の中で最長時間、最長距離であったが、予定よりもやや早く抜けることができた。自分には珍しく好天続きであったことも幸いした
 4泊5日で抜けるには、どこかで1日は日の出前〜日没まで歩くくらいのことをしないときつい。

・渇水期でもあり水の確保が心配であったが、基本的に地図にある水場は枯れておらず問題なく確保できた。南からの縦走の場合は最初の水場が玉置神社になるため、それまでの水の確保が一番重要になる。逆コースの場合は水の確保はもっと楽になるようだ(初日のテントでのおじさん談)。

・南から縦走する人の記録はネットでも少なかったが、その理由は北からのほうが1/3行程で最高点(八経ヶ岳)に到達しあとは下りなので楽であり、コース上の小屋の位置も良いとのこと(初日のおじさん談)。

・途中2泊目の平治の宿で北から縦走している若者と同宿になったが、荷物は10kgに抑え、夜中に出発することで2泊3日で抜けるとのこと(平治の宿が2泊目)。この日も夜中1時すぎには出発していた。

・行仙小屋、楊子の宿、行者還小屋、二蔵宿小屋はびっくりするくらい綺麗な小屋であり、これらの小屋泊をつなげば楽で楽しいと思う(5泊6日の行程になるが)

・山中で落し物をしないように休憩後の出発のたびにこまめに周囲を確認していたため、山中では落し物はなかった。しかし、自宅最寄り駅に到着後に街でICOCAをなくした。

報告者

宮島  2012年10月18日