山行報告書

神戸勤労者山岳会

1.参加者

スタッフ:L山本、SL1大川、SL2田中(真)、SL3森下、犬飼、西、西尾、中村、宮島
受講生:大塚、旅田、三浦、飯塚、高田、松本、福竹

2.山域・ルート
氷ノ山 東尾根

3.交通手段
 
4.行動記録
<入山日2013年2月9日 下山日2月10日>                                                                                                      
2月9日(土)曇り 11:00 福定駐車場〜11:50出発〜12:15パノラマリフト終点_(休憩_登山報告、ワカン装着_休憩)〜12:35東尾根登山口 〜 13:35東尾根避難小屋(休憩)〜16:20 キャンプ適地(1270m)_テント設営
2月10日(日)曇り、時々雪 5:00 起床 7:00出発準備 (ワカン装着)
7:15 テント設営地発 〜 8:30氷ノ山 山頂 避難小屋 (ワカン脱離_休憩)〜 9:15氷ノ山 山頂 避難小屋発 〜9:40 (1350m)訓練開始:支点作成&プルージック登攀・弱層テスト・滑落停止 〜 11:50訓練終了 〜 12:10 キャンプ地着(1270m)_テント撤収 (休憩)〜 12:50 キャンプ地発(下山開始) 〜 13:40東尾根避難小屋 〜14:00東尾根登山口  〜 14:10パノラマリフト終点(休憩_下山報告)  〜 14:20 林道下山開始 〜 15:15 福定駐車場着
5.山行中の問題点・事故に繋がる要因
 
a. 予定のルート・日程で行動出来たか 予定ルートをはずれた場合あるいは日程が異なった場合はその理由
1. 日程の問題:3連休の初日でもあり、交通渋滞に合い、予定通りの開始が出来なかった。(1車両のパンクトラブルあり。)
2. 2日目開始後、1名の受講生が低温による手指感覚が無くなった為、該当班全員が一旦テント場へ引き返し、湯を沸かし対応した。
                  
             
b. 事故に繋がりそうな要因(ヒヤリハット)が発生したか 発生した場合は具体的に記す
・特になし                 
c. パーティーで、山行中の事故に繋がる要因につき、山行後検討したか?
・特になし                  
6.その他、ルートに関する情報・気がついた事など記す

・冬山教室について。
 今回の氷ノ山が、冬山教室の修了山行である。
昨年の座学から始まり、ボッカ&アイゼントレ、今年からの三室、武奈ヶ岳と、都合12日間の冬山教室が修了した。受講生は、個人でボッカトレを行うなど、雪山に対する積極的なアプローチが脱落者なく修了まで出来たものと思います。
また、座学から実技まで、冬山スタッフの献身的な協力があればこそ、修了山行まで無事に完遂すること出来ました。
この場を借りてお礼申し上げます。有難うございます。

・無線機について。
 今回は、全班のリーダーが無線機を携帯していたため、各班の状況が分かる為、スムーズに山行ができた。
SLが下山時に無線機を確認した際に、周波数が変更されている事を確認した。メンバーと周波数を確認した際にロックをかけておくべきであった。

・訓練について。
 ・ラッセル・ワカン歩行訓練:尾根筋を過ぎ、雪庇の危険性が無い所では、それぞれの班毎でラッセル訓練を行う事ができた。登山時には、全てワカンを装着した。
 ・支点作成&プルージック登攀・弱層テスト・滑落停止訓練:各班に分かれ、訓練を行った。今回は、全員にハーネスが無いため、スリングによるチェストハーネスでプルージック登攀を行った。滑落停止もちょうどアイスバーン状のところで実施する事ができた。下山時間の関係及び、前回武奈ヶ岳で実施完了していた、ビーコン訓練は割愛した。

・下山時のアイゼン装着の有無について。
 トレースもはっきりしており、階段状になっているため、下山時は壺足で実施した。アイゼン装着で下山する方が、安全であり、歩きやすいのは理解していたが、壺足での雪山歩行も経験と考えながら下山した。しかしながら、安全側にアイゼン装着の指示を早目に出すべきであったと反省している。

・アタックザックの荷物について。
テント場に荷物をデポし、距離が短い山頂へのアタック時にも、コッヘル、ガスツェルト等を持参し、低温対応をその場で出来るように準備をしておく事が重要と認識した。

報告者

山本 2013年2月11日

●山行レポートはこちら ⇒ 山行レポート