鳥海山 山行記録
2004 3月21〜23日
メンバー 北口(CL・装備) 坊垣(食糧・渉外) 杉田(食糧・記録)
3月20日 20:17 寝台特急日本海で大阪駅発。
3月21日 晴れ
7:40 象潟駅着
7:50 タクシーにて出発
8:10 水岡部落はずれ着
8:40 スキーをつけ出発。鳥越川、赤川の橋を渡る。川沿いの林道を進む。
10:25 林道が川を離れ大きく左へカーブする所(550m付近)で林道を離れ山に取り付く。
11:55 700m付近、急登になりスキーをはずしデポする。
石禿川ともう一本の川に挟まれた細い尾根通過、地面が出ている所あり。
13:20 800m付近、なだらかな登り下りが続く。中島台を右手に見ながら進む。
尾根上はずっとブナの巨木が続く。
14:10 1113m-ピーク下、尾根の平らな所にテントを張る。
晴れているが,風が少し強く、鳥海頂上付近の雲の流れ速い。
20:00 就寝 空は満天の星。
3月22日 曇り、薄日さす、風なし。
4:00 起床
6:30 出発 1130mのピークまでは細い尾根になっている。
コルに下り正面の急斜面に取り付く。左に回ってゆるい所を行こうと言うBさんの意見を無視して、リーダー正面を強行突破する。上部はツルツルの上に新雪がついていやらしい。
8:30 1500m付近、頂上の双耳峰がよく見える。
外輪山の外側ぞいにルートを取っていく。1700m付近でスノーモービルの跡発見、こんなとこにスノーモービルでくな!とリーダー怒る。林道をつめ、祓川付近から上がって来たのか?
1700m〜1800mなだらかな斜面続く。
9:50 1850m付近、ゆるい斜面終わる。
10:05 斜面の中の尾根状にせり出した所にルートをとる。1900m付近から傾斜きつくなる、斜面が氷化して、ツルツルでピカピカ光っている。リーダーさかんに上を見て考えている。
夏道に出会う、ここも青氷化していてピッケル刺さらず。
ここを下るのヤバイかななど思いながら慎重にすすむ。
11:20 頂上着、雪が完璧に凍ってどこも磨いたようにツルツル。
苦節10数年、3回目の挑戦でやっと登頂できたリーダーとBさんの為に万歳三唱する。
曇っているが視界は良い。裾野の先に日本海が見える。
11:45 下山開始。2ピッチロープ出す。支点のピッケルを打ち込むが、バイルでたたいても中々入っていかない。
確保してもらっていざ下ろうとした時、リーダーがアイタタタ足がつったと言い出す。確保の姿勢に入ろうと下肢をぐっと回してふんばった瞬間、内股がつったらしい。しばらくおさまらず、アイタタと言いつつ立ち止まっていた。
後はロープなしで下る。登ったとこより少し右よりの斜面をダイレクトに下る。アイゼンがよく効いていた為、登りの時感じていたより快調に下れた。
13:00 1800m付近、急斜面終わり。
ほぼ登りのルートを下る。独立峰なので下りは何もさえぎるものがなく、裾野に向かってダイレクトに下る感じで、気持ちが良い。
下部の急斜面、Bさんが回ろうと言ったのに、又もや強行突破する。一部バックステップで下る。ここは頂上直下より等高線がセマイ!とBさん後々まで言っていた。
14:40 テント場着
21:20 登頂を祝って酒宴は続き、就寝。
3月23日 晴れ 風なくおだやか
5:30 起床
8:10 出発、来たルートを戻る。
ブナの林の中キツツキ(くまげら?)のコンコンコンという音が聞こえる。
9:00 急斜面の下り。デポしたスキーを担いで下る。
S途中でスキーをはくがこける事数回、歩いた方が速かった。
10:20 林道に出会う。
11:35 水岡部落着
11:45 タクシーにて出発。
12:00 象潟駅着。ビールで乾杯、この時のため林道から水を飲むのを我慢していたので、全身にしみわたった。
日本海を真下に見渡せる温泉、ねむの丘(300円)で汗を流す。
新潟で急行きたぐにに乗り換え3/24 6:30大阪駅着。
今回も静かな山行ができメンバーにいろいろと感謝。