山行報告書(紀行文)

神戸勤労者山岳会

 

1参加者 3名 ミズノA、ミズノB、宮永

 

2山域・ルート 黒部 下の廊下

 

3交通手段  車、ケーブル〜バス〜トロリーバス〜ロープウェイ、電車

費用 合計 42,298円/人

・宿泊費  17,650円/人

(ロッジくろよん 食事付9,450円、阿曽原温泉小屋 食事付8,200円)

・交通費A 50,544円÷3=16,848円/人

(ガソリン代12,024円、高速料17,100円、車代9,420円、車回送代12,000円)

・交通費B 7,800円/人

(立山〜黒部平5,720円、荷物300円、トロッコ電車1,410円、荷物370円)

 

4行動記録

 入山日 2005年9月30日  下山日 2005年10月2日

 

第1日 晴れのち曇り

5:40谷上発⇒北陸自動車道経由⇒11:30立山駅着(車は宇奈月温泉駐車場へ業者が回送)

   12:20立山駅発ケーブル+バス⇒13:40室堂着 〜散策〜 14:45室堂発トロリーバス⇒

15:00大観峰着 〜散策〜 15:20大観峰発ロープウェイ⇒15:30黒部平着

15:35黒部平発(徒歩)→16:15ロッジくろよん着(泊)

 

第2日 曇り のち14時頃より小雨、夜間大雨

 5:05ロッジくろよん発 →黒部ダム駅 →7:05内蔵助谷着〜7:35発 →棒ノ木平 →白竜峡→11:25十字峡着〜11:50発 →13:40仙人ダム →14:30阿曽原小屋着

 

 第3日 雨

6:00阿曽原小屋発 →10:00欅平着

10:43欅平発トロッコ電車⇒12:00宇奈月温泉着 〜入浴〜 1:30宇奈月温泉発⇒19:30谷上着

 

5山行中の問題点・事故に繋がる要因

a予定のルートで行動出来たか 予定ルートをはずれた場合はその理由           

予定通り

 

b予定の行程どおり行動出来たか 行動予定と異なった場合はその理由

3日目は夜からの雨がひどかったので、出発を遅らせて、十分に明るくなってから歩き始めた。朝方には雨は小降りになり、危険を感じることもなく下山できた。

 

c事故の繋がりそうな要因(ヒヤリハット)が発生したか 発生した場合は具体的に記す

 特になし

 

dパーティーで山行中の事故に繋がる要因について山行後検討したか 

 特に検討せず

 

eその他

1.通行は秋に限られる。雪渓が少なくなった8月下旬か9月になると、関西電力によるコース整備が行われる。出発前に阿曽原温泉小屋に問い合わせると、整備は終っているが、検査はまだとのこと。当日の黒部平駅のコース状況案内でも、棒ノ木平〜仙人ダム間はまだ正式な通行可にはなっておらず、雪渓ありとも書いてあったので少し不安だったが、雪渓は黒部別山谷付近に少し残っていただけで、登山道は整備されて全行程問題なく通過できた。

 

2.登山道ははっきりしていて、迷うようなところはない。棒ノ木平を過ぎてから白竜峡あたりまでが核心部だが、足場の不安定な場所(高巻き、ヘツリ、ハシゴ場、丸太の橋など)や、高度感のある水平道には、随所にとても親切に、山側の岩にワイヤーが張ってあるので、怖さや危険はほとんど感じなかった。ワイヤーに手を添えて通過した場所はたくさんあったので、軍手が非常に役に立った。ただ、ワイヤーに頼りきってはいけない。自分の力でしっかりと歩くことが基本である。

 

3.岩壁をえぐった道の頭上すれすれの岩、天井の低い志合谷トンネル、道にせり出した樹木など、身長168cmの私には身をかがめないと頭を打つところが多々あり、落石注意の場所も何箇所もあった。ヘルメットを着用している人は少ないが、私は着用していて安心して歩けた。

 

4.黒部ダム〜阿曽原間は、逃げ道や幕営できるような場所が無いので、悪天候や増水時に入山するのは危険。

 

報告者氏名 宮永  2005年10月14日

紀行文