山行報告書

神戸勤労者山岳会

1参加者          西・馬河・宮永・吹留・寺村

2山域・ルート 鳳凰三山(夜叉神峠から御座石鉱泉)

3交通手段  電車  車  バス

4行動記録

 4月28日 7時40分:夜叉神峠登山口出発→8時50分:夜叉神峠→

10時30分:杖立峠(アイゼン装着)→14時15分:南御室小屋

(雷雨・曇り・雪)

4月29日 6時30分:南御室小屋出発→9時40分:薬師岳→10時40分〜

11時40分:観音岳(眺望を楽しむ)→地蔵岳→15時30分:鳳凰小屋

(晴れ)

地蔵岳から鳳凰小屋への下り 富士と薬師岳

4月30日 6時40分:鳳凰小屋出発→8時40分:燕頭山→11時50分:御座石鉱泉

(晴れ)

5山行中の問題点・事故に繋がる要因

a予定のルート・日程で行動出来たか 予定ルートをはずれた場合あるいは日程が異なった場合はその理由           

予定通り行動

c事故に繋がりそうな要因(ヒヤリハット)が発生したか 発生した場合は具体的に記す

  特になし

dパーティーで山行中の事故に繋がる要因について山行後検討したか 

6その他ルートに関する情報・気がついた事など

 入山時、南アルプスの小屋の方などが安全登山の指導ということで登山口に立って、チラシを配布しておられた。登山口にきれいなトイレ(ペーパーつき)があった。

道は、全体的に整備されており、マーキングもついていた。1日目は杖立峠からアイゼンを装着したが、雪が腐っていてだまになり歩きにくかった。1日目は悪天候もあり、体調不良者が出たため、共同装備をパーティーで分担処理した。また2日目は、観音岳頂上あたりで高山病と思われる症状の出たメンバーが出た為、装備をパーティーで分担処理した。休みながら、ゆっくり歩くことでなんとか薬師小屋に到着。テントで様子を見ていたが、小屋の方がゆっくり休めるのではないか、という事で体調不良者1名のみ小屋泊とした。3日目も、ゆっくり休みながらルート通り下山。

2日目は天候にも恵まれ、観音岳からは360度のパノラマ風景を存分に楽しんだ。白峰三山、甲斐駒ケ岳、仙丈岳、富士山、鹿島槍、乗鞍岳、穂高、八ヶ岳・・・・。頂上に薄く雪をかぶった峰々はとても美しかった。オベリスクもツンと蒼い空にそびえ、堂々とした姿をみせてくれた。

3日目も天候に恵まれ、全員体調も良く、富士や甲斐駒、鳳凰三山、八ヶ岳を眺めながらの楽しい下山となった。御座石鉱泉までの下りは、かなり急な下りで、アイゼンをはずしてからの距離も長く、重登山靴での下山は厳しかった。

茅野で食べた蕎麦はとても美味しく、大満足で岐路についた。

今回は女性ばかりのパーティーでの春山縦走。体調不良などのアクシゼントもあったが全員が精一杯自分の力を出し、カバーしながら乗り切り、充実した山行となった。

しかし、パーティーでの事前のトレーニングや各自不安に思っていることなど出し合い、ルートについても検討できていれば、アクシゼントを事前に防げる部分もあったのではないかと反省している。

(備考)

御座石鉱泉の温泉は、冷たかった。1,200はちょっと高いと思った。茅野の近くで温泉があればいいあぁ・・・・と思う。茅野―大阪間の高速バスは、4人いれば回数券が購入でき、@500円程度安くなる。また、中型タクシーで5人、荷物も充分トランクに入った。

水が確保できたので、ガスは2個で足りたが、余分に3個持っていった方が良かった。5人いれば中型タクシーで行動が可能なので、低コストで柔軟なアクセス対応が可能だった。

紀行・感想文はこちら

報告者氏名  西  2007年5月5日