山行報告書

(紀行文はこちら

1参加者 馬河 宮永 溝口(一般・友人)

2山域・ルート 北岳

3交通手段  電車 バス

4行動記録

 入山日  H19年6月29日  下山日  H19年7月1日

第1日  21:50梅田発(甲府行きバス)

第2日  05:25中央道小淵沢(タクシー)〜06:50戸台口 仙流荘(バス)08:00〜09:00北沢峠(バス)09:45〜10:20広河原10:35〜11:15白根御池小屋分岐〜11:35迂回路〜12:45雪渓(八本歯のコル・右俣コース分岐手前 アイゼン装着)〜17:45ハイマツ帯(2900m付近)ビバーク〜22:30就寝

第3日 03:00起床〜05:30晴天〜06:30出発〜06:55北岳肩の小屋〜08:50出発〜北岳山頂・北岳草散策〜15:00北岳肩の小屋〜19:30就寝

第4日 03:30起床〜05:30出発〜07:30白根御池小屋〜09:40広河原(バス)10:30〜甲府〜茅野(バス)16:00〜21:40新大阪〜神戸

5山行中の問題点・事故に繋がる要因

a予定のルート・日程で行動出来たか 予定ルートをはずれた場合あるいは日程が異なった場合はその理由           

・1日目右俣のコースでルートをはずれ、ビバークをした。

 →いくつも雪渓が分岐していたが、コンパスでの位置確認を怠り、直進してしまっていた。

 →視界不良でルートを誤っていることに気づくのが遅かった。

c事故に繋がりそうな要因(ヒヤリハット)が発生したか 発生した場合は具体的に記す

・小屋にたどり着けず、雪渓の横でビバークした。

 →ハイマツ帯の中に大きな岩があり、岩壁を利用しツェルトを張った。

・ビバーク地点は2900m当たりで、稜線は近くであったが、ハイマツ帯で進むことが出来なかった。雨で雪質が緩んでいるため、雪渓の下山は危険であること、時刻が17時45分であり、日没を考えると移動は危険であることを考えると、その場でのビバークしかないと判断した。

dパーティーで山行中の事故に繋がる要因について山行後検討したか 

・分岐での位置確認を怠った。

・下山途中の人から、ルートはわかりやすいと聞いていて、慎重さが欠けていた。

 →下山する場合はわかりやすくても、登る場合は分岐点での確認が必要だった。

・視界不良であったが、稜線に向かえば、小屋にたどり着けると思っていた。

その他ルートに関する情報・気がついた事など

・今年は例年に比べ積雪量が多かった。(北岳に117回登頂した人が、この時期、今までこんなに残雪が多かったのは初めてだと言われていた。)

・甲府からの林道(山梨県側・今年は30日から開通)と、戸台口からの林道(長野県側・今年は16日から開通)の開通日を確認することが必要。林道は、バスのみ通行可である。

報告者氏名 馬河   H19年7月7日