山行報告書

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神戸勤労者山岳会

1参加者          宮永、馬河、高田

2山域・ルート 八方尾根〜唐松山荘〜五竜岳〜鹿島槍ヶ岳〜爺ヶ岳〜扇沢

3交通手段  電車、バス、タクシー

4行動記録

10/5(金)23:27 JR大阪駅発 急行「きたぐに」

10/6(土)晴れ

糸魚川5:28着 6:13発〜 南小谷7:25着 7:30発 〜白馬7:48着  バス=白馬駅8:08発 〜八方8:13着  ゴンドラリフト=八方〜第1ケルン着

9:20第1ケルン発 〜10:10八方池着 10:50発〜 12:40唐松山荘着 13:05発 〜15:35五竜山荘

10/7(日)晴れ

4:55五竜山荘発〜(途中で朝日休憩15分)〜6:10五竜岳頂上着 6:40発  〜8:50北尾根の頭着 9:10発〜 11:00キレット小屋着 11:35発〜13:35鹿島槍北峰直下 〜北峰往復〜 14:10発〜 14:40鹿島槍南峰着 15:05発 〜15:45布引山 〜16:35冷池山荘テント場

10/8(月)雨、稜線は強風

6:15冷池山荘発 〜8:10種池山荘着 8:45発 〜11:10扇沢登山口着

タクシー=扇沢〜JR信濃大町駅付近の旅館 (入浴)  JR=信濃大町〜大阪着

5山行中の問題・事故に繋がる要因

a予定のルート・日程で行動出来たか 予定ルートをはずれた場合あるいは日程が異なった場合はその理由   

予定通り

c事故に繋がりそうな要因(ヒヤリハット)が発生したか 発生した場合は具体的に記す

  特になし

dパーティーで山行中の事故に繋がる要因について山行後検討したか 

  特になし

6その他ルートに関する情報・気がついた事など

 唐松岳山荘の少し先の牛首〜大黒岳付近、五竜岳頂上〜北尾根の頭、キレット小屋〜鹿島槍北峰間、足場の悪い岩場や鎖場が続く所があるので、悪天候時などは注意。

1〜2日目は天候に恵まれたおかげで眺望を楽しみながら楽しく歩くことができたが、2日目の夜中から雨と強風になり、稜線上は風がとても強かった。最終日の爺ヶ岳〜扇沢のルートは、強風を受けるし登りもある。エスケープして、急だがコースタイムが短く風の当たらない赤岩尾根を下りた方が良いかと迷った。小屋の人に聞くと、「扇沢の方が道は良いが、赤岩尾根の方が1時間半くらい早い」と言われ、どちらが良さそうとは言ってもらえなかった。迷った挙句、扇沢の方が人も多く通るし整備されているということで、予定通り扇沢に下山することにした。冷池山荘〜扇沢の道は広くて歩きやすかった。

今回高所に弱いメンバーがあり、登りになると呼吸が荒くなる様子。本人は、ゆっくり歩けば大丈夫と言い、体力もあり足取りもしっかりしていたので、様子を見ながらこまめに休憩を取り、ゆっくりとしたペースで歩いた。体質的に高所に弱くて順応できない人もあるが、高所順応には「ゆっくり歩くこと、体を楽にすること(体力に余裕を持って歩く、荷物を軽くなど)、水分を十分に取ること」が重要。高所に弱いと事前に知っていれば、小屋泊まりにして軽量化するなど、もっと配慮できたかもと思うと、申し訳なかった。

この時期、降雪が心配だったが、例年なら9月下旬には降雪があるところ、今年はまだ雪が降っておらず、朝の凍結もなく霜柱が立っていた程度だった。2日目の五竜山荘〜冷池山荘間は歩行時間が長く、間でエスケープできる場所はない。途中にあるキレット小屋も9月下旬までで閉まっていたので、天候にはくれぐれも注意が必要。

  報告者 宮永 2007年10月17日