山行報告書
神戸勤労者山岳会
1参加者
渕上(甲山)、中原、増田
2山域・ルート
明星山 フリースピリッツ
3交通手段 電車 車 バス
自家用車
4行動記録
12日 8:30西宮出発→2:00(?)キャンプ場着
13日 8:15登攀開始→11:10中央バンド→13:40左岩稜終了点→15:30展望台近くの駐車場→キャンプ場
14日 帰神
5山行中の問題点・事故に繋がる要因
a予定のルートで行動出来たか 予定ルートをはずれた場合はその理由
予定通り
b予定の行程どおり行動出来たか 行動予定と異なった場合はその理由
下山道が滑りやすい急な斜面で、木を掴んで降りなければならないほど悪かったため、当初の目的を達成したこともあり、14日は登攀せずに早目に帰神することにした。
c事故に繋がりそうな要因(ヒヤリハット)が発生したか 発生した場合は具体的に記す
リードがセットしたカムが外れてロープを伝って落下し、セカンドのヘルメットに当った。
dパーティーで山行中の事故に繋がる要因について山行後検討したか
忘れていた。
eその他
明星山南壁は、小滝川から一気に300mほどせり上がった大岩壁で、対岸の展望台から見るとクライマーが豆粒ほどにしか見えないくらい大きなスケールを有している。以前から、いずれはチャレンジしようと考えていた壁だったが、こんなにも早く実現できたことは全く以って渕上さんと中原さんのおかげだと感謝している。南壁には多くのルートが拓かれているが、今回はマニュフェストと並んで看板ルートの一つであるフリースピリッツを登った。このルートは、オールフリーで登れる全16ピッチのロングルートである。核心は6P目のトラーバースと14P目の凹状フェースだが、早朝に降った雨で岩が濡れていた1P目〜3P目の方がよっぽど怖かった。岩質が石灰岩であるため雨に濡れるとつるつる滑って、もうどうにもとまらない。そんな中でのスタートであったが、結局5時間30分で登ってしまった。しかも余力を十分に残して。これは、渕上さんのクライミングの実力と中原さんの正確なルートファインディングに依るところが大きい。私は5月の不帰岳以来、久しぶりのアルパインルートだったが、快心のクライミングができたのでとても満足している。また、夜の酒宴もいつもの調子で面白かった。
報告者氏名 増田 2007年10月20日